受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

桐朋中学校

2023年7月11日(火)

自分を見つめ、他者と支え合う
「共働」の機会を通して成長

 1941年に開校した第一山水中学校を前身とし、戦後に東京文理科大学・東京高等師範学校(現在の筑波大学の前身である東京教育大学)の協力を得て、新たに開校した桐朋中学校・桐朋高等学校。文教地区・国立市に位置し、緑豊かで広大なキャンパスを構える中高一貫の男子校です。

 この日の説明会の冒頭、広報主任の河村理人先生は「わが子が桐朋に入学したら、と想像しながらご参加ください」と述べ、学校生活について紹介しました。

 河村先生は「桐朋は行事で生徒が育つといっても過言ではありません」と前置きし、同校が重視する「共働」の一例として、中1から中3までの5月中旬に行われる奥多摩への遠足を挙げました。そして「生徒たちは山頂までみんなと歩くことで自分を見つめ、他者と支え合い、仲間と達成感を味わいます。特に入学して間もない中1の生徒たちには、人間関係を築く大切な機会となっています」と話しました。学年ごとに三つのコースに分かれるこの登山は、各クラスを代表する生徒で構成される遠足委員が中心となり、企画・運営を行うのが特徴です。下見からマップ作成、当日の点呼確認などまで、その仕事は多岐にわたります。特に中1にとっては入学直後から始まる委員会活動とあって、クラスや学年のために働くことの大切さを学ぶ機会になっているそうです。ほかの行事もそれぞれ委員会があり、すべての生徒にリーダーとして仕事をする場が与えられています。

生徒の個性を見つけ、引き出し
自己実現できる力を培う

 次に、一橋大学に通う卒業生が登壇しました。そして、同校で参加した国際交流プログラムや委員会活動の写真を見せながら「クラスやクラブだけでなく、桐朋ではさまざまな機会を通じてたくさんの友だちと出会えます。そして、卒業後もその絆はつながっています」と魅力を語りました。

 続いて、教育内容に関する動画が上映されました。同校では6年間を三つに分け、中1・2は「私を知る」、中3・高1は「私からの脱却」、高2・3は「個の確立」というテーマを掲げています。中1・2では全教科でグループワークを多く取り入れ、他者の意見を通して自分を見つめ直す機会を多くしています。その後、中3では東北方面への修学旅行、東京地方裁判所や東京証券取引所を訪問する社会科見学などを通して、社会への興味・関心を高めるとともに視野を広げていきます。高2・3では、自分の個性や強みを引き出し、大学や社会で自己実現できる力を培います。具体的には、数学では自身の解法をクラスメートに向けて論理的に説明する、世界史ではそれまでに得た知識を活用しながらみずからの意見をプレゼンテーションするといった取り組みを実践しているそうです。

 最後に、河村先生から同校の学習サポートについて説明がありました。数学・英語・国語では頻繁に小テストを行い、単元ごとの学習内容が身についているかを確認しています。また、一人ひとりにていねいに向き合い、理解度に応じて補習や追試も実施しているとのことです。

イメージ写真 四季折々の表情を見せる大学通りが通学路。敷地内には「みや林」と呼ばれる雑木林があり、広々としたゆとりのある空間が広がります

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