受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

実践女子学園中学校

2023年9月5日(火)

「探究教育」「感性表現教育」「グローバル教育」の3本柱で自分だけの花を咲かせる

 2024年に創立125年を迎える実践女子学園は、近代女子教育の先駆者である下田歌子によって創立された伝統校です。併設の実践女子大学との高大連携が盛んで、同大学・短期大学の単位を取得できる高校生対象の科目履修制度があります。一方で、実践女子大学への被推薦権を保持したまま他大学を併願できる制度など、生徒一人ひとりの希望進路に幅広く対応しています。最近は、卒業生の7割以上が早慶上理やGMARCHなどの他大学に進み、理系学部や海外大学への進学者も増加しています。

 この日の説明会の冒頭、あいさつに立った校長の湯浅茂雄先生は「本校の一番の自慢は生徒たちです。礼儀正しく、思いやりの気持ちをことばや行動で表現できる心優しい生徒たちで、誇らしく思っています」と話しました。創立者の下田歌子の考えに基づく「女性が社会を変える、世界を変える」ということばには、同校の建学の精神がよく表れています。歌子自身が作詞した校歌の歌詞「にほへやしまの外までも」は「世界に輝け」という意味だそうです。湯浅先生は「創立者の志を引き継ぎ、今後も、生徒一人ひとりが自分を発見し、成長するさまざまなプログラムを通して、世界に羽ばたく、良い意味での『とがった生徒』を育成していきます」と結びました。

 次に、中学教頭の財前雅代先生が、教育の3本柱である「感性表現教育」「探究教育」「グローバル教育」について説明しました。まず、「感性表現教育」とは、さまざまな行事や部活動によって心を育てる教育のことです。同校には、自分を表現する場が数多くあり、それぞれの活動を通して得た経験は、協働力に直結して生徒の強みになります。また、中1と高3では「礼法」の授業を行い、相手を敬う気持ちや美しい所作を身につけて、人とのかかわりを大切にできる女性を育成します。

 二つ目の「探究教育」では、正解のない問題に対して、自分たちで解決策を提案していく学びのあり方が重視されています。なかでも「未来デザイン」は、探究教育に特化した同校オリジナルの教科横断型の授業です。持続可能な社会の創造に貢献できる人材を育てるのが狙いです。

 三つ目の「グローバル教育」では、地球に生きる一人として、公正な社会づくりに貢献すること、共感する心と挑戦する力を育てることを大事にしています。中1では、茶道・華道・箏曲・和装着付・仕舞から選択する「日本文化実習」を必修とし、1年間の稽古を通して“心の体力”を鍛えます。それと同時に、伝統文化に触れながら日本人としてのアイデンティティーを身につけ、自信を持って自分を表現できる力を培います。

 海外研修制度や留学制度も充実しています。中3から参加できる希望制の海外研修や、ドイツ、タイ、中国にある提携校への交換留学、模擬国連への出場といったアウトプットの機会もあります。

 続いて、高校教頭の城礼子先生から学習環境について説明がありました。中1は1クラスを約30人という少人数で編成し、きめ細かく指導するとともに、宿題や小テストを多く課し、学習習慣を身につけます。英語は中学3年間、レベル別のクラスに分けて少人数での授業を行います。ネイティブ教員による授業も週2~5コマあります。

 高校からは、希望進路に応じたコース選択制となります。国公立大学・難関私立大学をめざす「発展コース」、実践女子大学への進学に対応した「教養コース」、私立大学をめざす「文理コース」に分かれ、実力を養っていきます。さらに、大学教授を招いたキャリア講演会やさまざまなガイダンスも実施され、希望進路の実現を幅広くサポートしています。

 2024年度の帰国生入試は、すべて来校型となります。また、一般入試第1回の入学手続き締め切り日はこれまで2月3日でしたが、ほかの回と同じ2月6日に変更されるそうです。

イメージ写真 同校の2万5000㎡もの広々としたキャンパスは、各線「渋谷」駅から徒歩10分の場所にあります。この日の説明会では、合唱部のミニコンサートや、高校生による有志グループ「Play Shibuya」の活動報告などもありました

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