受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

三輪田学園中学校

2023年9月8日(金)

社会が求めるスキルと豊かな人間性を養い、自分の強みを活かした進路を切り拓く

 三輪田学園は今年で創立136年を迎えた女子伝統校です。2015年には隣接する法政大学と高大連携協定を結び、高大連携講座や特別聴講制度を導入しました。また、法政大学全学部への推薦枠の拡大を進めています。

 オンラインで開催されたこの日の説明会では、最初に、校長の塩見牧雄先生が校訓「誠のほかに道なし」に触れ、「誠実であること、誠実であろうとすることが、人として最も大切な生き方です。本校では、学校活動のすべてを通じて、誠実さを行動の基準に置いています」と述べました。続いて、同校が掲げる教育理念「徳才兼備」については、「徳」は豊かな人間性を、「才」は高い学力を意味し、「徳と才の二つを兼ね備えた女性を育てる」という意味が込められていることを説明しました。そのうえで、「学園が創設された明治時代においては、女性の教育方針といえば『良妻賢母』が主流でした。そのような時代に創立者の三輪田眞佐子は、『女性であっても学問を身につければ、自分の手で人生を切り拓いていける』と説いたのです。その精神を受け継ぎ、本校では生徒たちが自分の手で未来を切り拓いていくための力を養うことを常に第一に考えてきました。生徒たちには、社会で求められるマストスキルとしての『盾』と、自信につながる『矛』としての特技や専門性を身につけさせたいと考えています」と力強く語りました。

 現代社会を生き抜く力(盾)を持たせるため、近年、同校が特に力を入れてきたのが「ICTの活用」と「英語教育」です。2018年度から生徒全員にタブレット端末を渡し、それに併せて校内のWi-Fi環境も整備しました。現在はクラス・学年・クラブの連絡、ポートフォリオの蓄積、模試データの共有などでICTを活用しています。塩見先生によると「端末には、プロのデザイナーが使用する画像加工ソフトをはじめ、必要なあらゆるアプリがインストールされています。プログラム言語にも触れるクリエイティブな教育も実践しています」とのことです。

 一方、英語は、入学段階での力によって、英検®未取得者を対象としたStandardクラス、4級(かつCSE1000点以上)~3級取得者対象のAdvancedクラス、準2級以上取得者が対象のHonorsクラスの三つに分けて、習熟度別に授業を行っているのが特徴です。「基礎からしっかりと学ぶ(Standardクラス)」「ネイティブ教員による取り出し授業を行う(Honorsクラス)」など、クラスごとに特徴はあるものの、小テスト・振り返り・定期考査のサイクルにより、知識の定着を図る点は共通です。さらに、ネイティブスピーカーとのオンライン英会話、学年ごとに目標を設定しての検定試験の受検、Tokyo Global Gatewayプログラム(中1)、English Camp(中2)といった実践力を高める取り組みもあります。希望者対象の海外研修プログラムや、中・長期の留学制度も整えられています。

 生徒一人ひとりが「好きを見つけ、得意分野(矛)を深める」ための取り組みも確立されています。それが、探究学習として2021年度から始まった「MIWADA-HUB(中学)」と「MIWADA-LAB(高校)」です。ゼミナール形式で展開される中学のMIWADA-HUBは、複数の専門分野からそれぞれの生徒が自分の興味のある講座を選択し、グループワークや情報収集、整理分析のノウハウを学び、情報発信へとつなげるものです。そのスキルを生かして、高校のMIWADA-LABでは、生徒が主体的に設定した課題に取り組みます。ほかにも、国語と社会では表現力・考察力を高めるための「読書教育」が導入されています。中3では社会的なテーマについて書かれた書籍を4冊以上読んで「卒論」を仕上げますが、「ここでの探究活動がきっかけとなり、多くの卒業生が進路や職業につなげています」として、社会に貢献している卒業生たちも紹介されました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 今年度から設置された放課後自習室「MIWADA Learning Lounge」では、大学生チューターが学習をサポート。中1・2生は17時30分まで、中3以上は19時まで利用できます

www.miwada.ac.jp/ 別ウィンドウが開きます。

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