受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

横浜雙葉中学校

2023年9月19日(火)

キリスト教に基づき、豊かな知性と感性を兼ね備えた、世界をつなぐ人材を育てる

 横浜雙葉中学高等学校の前身は、フランスの修道会「幼きイエス会」のシスターたちによって1900年に創立された横浜紅蘭女学校です。姉妹校は同校を含めて国内に5校あるほか、海外にも多くあり、「徳においては純真に 義務においては堅実に」という校訓と校章は全世界共通です。

 この日のオンライン説明会で教頭の佐藤亙先生は、「本校は『キリスト教的価値観にもとづき、自身を深め、高め、人とかかわり、世界をつなぐ生き方をめざします』という教育理念の下、たくましい知性と開かれた感性を持ち、未来への責任を胸に、世界をつなぐ人材の育成に努めています」と述べました。

 同校では「物事を理解するためには、確かな知性が不可欠である」という考えから、基礎学力の充実を図っています。英語・国語・数学は毎日授業を行い、その日に学習した内容を自宅で復習することを徹底させています。一方、美術・音楽・家庭科などの実技科目も重視し、バランスの良いカリキュラムで幅広く、かつ奥深い教養を身につけます。生徒の視野を広げるとともに豊かな感性を育むためです。なお、高校では芸術系の大学を志望する生徒を対象とした授業も行われているとのことです。

 朝と帰りのホームルームに祈りの時間が設けられているのも、カトリックミッションスクールの同校ならではです。先生方は、生徒が自分以外の他者に目を向け、優しさや誠実さといった目に見えないものに気づき、身につけていくように成長を見守っているそうです。佐藤先生は「今はこれまでの責任とは異なる、新しい責任の時代だと考えています。グローバル社会・高度情報技術社会にあっては、応答できるようにしておくことが必要です。目の前にあるものや人を大切にして、応えられることを見落とさずに行動を起こせる人、社会と人をつなぎ、世界で活躍できる人に育ってほしいと考えています」と話しました。

 続いて、広報部長の吉田敦子先生が学校生活について説明しました。授業は週5日制ですが、土曜日にはクラブ活動や、希望制のフランス語の課外授業が行われています。クラブ活動は中学・高校合同です。中学では原則的に全員参加、高校では希望制となっています。遠方から通学する生徒の安全を考慮し、完全下校時刻は午後5時30分に設定されています。クラブ活動がない日は、自習コーナーで学習を進める生徒も少なくありません。

 同校では中高6年間を2年ごとに区切り、それぞれの発達段階に応じた目標を設定したうえで、緩やかな先取り学習を行っています。中1・2の数学では文字式、方程式、関数など、国語では論説文、古文など、抽象的で概念的な事柄の学習が始まります。一方で、先生方は、ノートの提出と確認、小テストの実施などを通じて一人ひとりの理解度を把握し、生徒が理解したうえで自学自習できるようサポートしています。中3からは高校内容の学習が始まり、高校の基礎科目は高1までの2年間で学び終えます。定評のある英語教育は、中1・2で1クラスを2分割して行う少人数授業を導入し、中3からは習熟度別授業で学習効果を高めています。毎年、全校生徒がGTEC®を受検しており、中3の平均スコアはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のA2レベル(英検®準2級相当)、高2はB1レベル(英検®2級相当)と、それぞれ高い基準に達しています。

 充実した教育内容で学力を着実に伸ばす一方、進路指導では生徒自身が本当の願いや役割を見極められるよう、さまざまなプログラムが実施されています。大学の模擬授業や説明会、キャンパスツアー、卒業生によるキャリアガイダンスなどを通して、適切な進路を選択できるようにしていくとのことです。大学合格実績については、例年国公立大学に約40名、早慶上智に各30~40名、私立医学部医学科に50名程度がそれぞれ合格し、180人前後の卒業生のうち約半数がこれらの大学に進学しています。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 横浜・元町の丘の上に建つ同校は、閑静で緑豊かな環境も魅力です。生徒は洋館が建ち並ぶ山手通りを通って登下校します

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