受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

江戸川学園取手中学校【医科ジュニアコース】

2023年9月21日(木)

医学部志望者に特化した教育プログラムとていねいな受験指導で、医師になる夢をかなえる

 江戸川学園取手中・高等学校は、1978年に高校が、1987年に中学校が創立されて以来、「規律ある進学校」として、「心豊かなリーダーの育成」をめざしてきました。中学は「医科ジュニアコース」「東大ジュニアコース」「難関大ジュニアコース」の3コースを設置し、「心力・学力・体力」のバランスの取れた三位一体の教育を推進しています。

 この日行われた「医科ジュニアコース」のオンライン説明会には、進路指導部部長で医科コース長の熊代淳先生が登壇し、「医科ジュニアコース」と、その接続先となる高校の「医科コース」の教育内容について説明しました。熊代先生は医師国家試験のデータを示しながら、「医師への道は医学部医学科への進学によって開かれます。医師になるための最大の関門が大学入試になるといえるでしょう」と述べました。そのような厳しい医学部受験において、2023年春は、医科コースから医学部医学科への合格者数は延べ98名で、このうち現役合格者数は過去最高の73名となりました。近年の進学実績を見ると、現役で5割弱、浪人を含めると7割弱が医学部医学科に進学しています。

 医科ジュニアコースと医科コースでは、医学部医学科を志す生徒に特化した、特色ある教育プログラムが設けられています。中学では、月1回の現役医師による「医科講話」、筑波大学病院や国際医療福祉大学を訪ねる「見学ツアー」、東京医科歯科大学の医学科長を招いた講演会などの「イベント教育」を実施し、医師という職業への理解を深めます。高校では、学年の枠を超えた週1コマの「メディカルサイエンス」という授業を設置し、科学実験のほか、医学部入試を意識した面接対策、集団討論対策、小論文対策も行われています。加えて、今年度は、宇宙医学の第一人者である筑波大学の教授から提起された課題について、生徒たちが研究内容をまとめて発表するポスターセッションも企画しているそうです。熊代先生は、「重要なのは、医師への『あこがれ』を『決意』に変えることです。さまざまな取り組みを通して、生徒たちには、『医師になりたい』と思った“きっかけ”を、『こんな医師になりたい』という“動機”に変えていってほしいと考えています」と話しました。

 医学部の受験指導についても、くわしい説明がありました。同校では、国公立大学・私立大学の一般選抜、また学校推薦型選抜のいずれに関しても、これまで蓄積した膨大なデータに基づき、生徒の希望を大切にしながら合格率を高めるための進学指導が行われています。熊代先生は、「医科コースの最大の強みは、志を共にする“仲間”の存在です。その後の人生を左右する医学部入試に合格しなければならないというプレッシャーと戦い続け、一緒にがんばる生徒たちの間には、強い仲間意識が生まれます。高校卒業後もつながりを持ち、励まし合いながら医師をめざしています」と語りました。続けて、多くの保護者から寄せられる「学校と自宅学習だけで医学部に入れますか」という質問に対しては、「自信を持ってお答えします。入れます」と断言。同校にはそのためのノウハウと授業があり、何よりも6年間を過ごせる同志がいて、医学部への入学を実現するための環境が整っていると強調しました。

 入試に関する説明は、中学部入試担当の遠藤実由喜先生が担当しました。2024年度の中学入試は、適性型入試、第1回~第3回入試の計4回実施されます。形式は5科目型、英語型、適性型の三つです。グローバル化を踏まえて、どの入試でも英語が課されています。医科ジュニアコースの合格基準点は約7割(受験生の平均点を5割と考えたとき)で、合格基準点に満たない場合は難関大ジュニアコースへのスライド合格の制度もあるとのことです。遠藤先生は「スライド合格者や、特待合格を目標とする受験生は、手続きをすれば合格の権利を持ったまま、その後の入試で再チャレンジも可能です。また、入学時に医科ジュニアコースに入れなくても、本人の意志と成績などを考慮して医科ジュニアコースへの編入もできますので、ぜひ本校への入学を決めていただければと思います」と語り、説明会を締めくくりました。

イメージ写真 放課後には、希望者対象の「アフタースクール」を開講。100を超える多彩な講座があり、医科ジュニアコースならではの解剖実験なども行われます

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