受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

狭山ヶ丘高等学校付属中学校

2023年9月22日(金)

中学は小規模、高校からは多様な環境で学び、リーダーとしての資質をしっかり養う

 狭山ヶ丘高等学校が埼玉県入間市に開校したのは1960年のことです。当初は女子校でしたが、1963年に共学となりました。2013年に付属中学を開校し、中高一貫校となったのは2013年です。「事にあたって意義を感ぜよ」という校訓の下、みずからを深く見つめる「自己観察教育」を実践する同校では、難関大学合格に向けて、生徒たちが中高6年間で自立した精神を養えるよう指導しています。

 この日のオンライン説明会は、教頭の北谷高志先生による学校概要の説明から始まりました。中学校の入学定員は80名で、1学年は2クラスで編成されますが、高校の入学定員は400名と多く、多様な生徒が集まっているのが特徴です。

 高校では最難関国立大学への現役合格をめざすⅠ類(難関国立進学コース)、国公立大学や最難関私立大学への現役合格を目標とするⅡ類(特別進学コース)、学習と部活動を両立しながらGMARCHをはじめとする難関私立大学をめざすⅢ類(総合進学コース)、部活動に重点を置きつつ私立大学文系学部の受験に特化した授業を行うⅣ類(スポーツ・文化進学コース)の4コースに分かれます。北谷先生は「中学は小規模で、一人ひとりに目が届く環境です。内部進学生はⅠ類に進学することを前提に授業を進めています」と話します。

 中学では、英語・数学・国語の基礎力を定着させることに重点を置いています。長期休暇中には1コマ80分の講習を無料で実施しているほか、朝7時20分からの「朝ゼミ」や、放課後の「放課後ゼミ」なども開講しています。こうしたきめ細かい学習サポートについて北谷先生は、「英検®対策にも力を入れています。中3までに準2級の取得を目標にしており、2次試験の対策まで行っています」と紹介しました。

 続けて北谷先生は、育成したい人物像として「現代社会のリーダー」を挙げ、「めまぐるしく変化する現代社会においては、高い学力を身につけることはもちろん大切ですが、課題を発見し、他者と協働して解決できる力を持つ人物が求められます。そのような力を養うために、本校ではさまざまな学校行事を実施しています」と話します。具体的には、ベルーナドーム(西武ドーム)を借り切って行う体育祭をはじめ、博物館や研究施設などを訪れる理科実習、英語スピーチコンテストなどがあります。中学では心身を鍛える軽登山も行っています。また、校内には畑があり、中1・2の総合的な学習の時間を使って農作業も体験します。さまざまな作物を栽培して生命の尊さに触れ、同時にリーダーに求められる豊かな経験を積み、責任感を養うのが狙いです。そして中3では学習の集大成として、生徒一人ひとりが各自の興味に沿ったテーマを設定し、4000字以上の研究レポートをまとめます。完成後はポスターセッションも行われ、プレゼンテーション能力を磨く機会となっています。

 次に、中3の生徒2人と中1担任の高橋奈央子先生によるトークセッションが行われました。「入学してから感じたこと」というテーマで、2人の生徒は「授業に対する先生の熱意がすごく、知識も豊富で、レベルが高いのでおもしろいです」「校外学習が刺激になります。理科実習で見学したJAXAが興味深かったです」などと話しました。また、現在取り組んでいる研究レポートについては「中1から仮説を立てて考察する授業があるので、思考力がつきました。中学で身につけた力を出し切ってレポートにまとめたいです」「入学したときから研究レポートのことを聞いていたので、日ごろから何にでも挑戦するようになりました。今、そのレポートを書くうえでこれまでの経験が生かされています」などと、充実した中学での学びについて語りました。

 最後に、渉外部長の佐藤雄健先生から入試について説明がありました。佐藤先生は「今年度より全日程で算数1科を選択できるようになりました。記述式で思考力を問う問題です。算数が好きな人は、ぜひチャレンジしてみてください」とエールを送りました。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

イメージ写真 西武池袋線「武蔵藤沢」駅から徒歩13分の場所に立地する同校。JR・東武東上線「川越」駅、西武新宿線「入曽」駅と「狭山市」駅、JR八高線「箱根ヶ崎」駅から無料のスクールバスも運行されています

www.sayamagaoka-h.ed.jp/juniorhighschool/ 別ウィンドウが開きます。

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