受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

西武学園文理中学校

2023年9月20日(水)

高い知性と豊かな人間力を備えた、国際社会に貢献できる人材を育成

 校訓に「誠実」「信頼」「奉仕」を掲げる西武学園文理中学・高等学校は、高い知性と人間力を備えた、国際社会に貢献できる人材の育成をめざしています。2021年度からは中学校が「グローバル選抜クラス(難関国公立文理進学コース)」と「グローバルクラス(文理進学コース)」の2コース体制となり、それまでのホスピタリティ教育に加えて、グローバル教育も推進しています。

 この日の説明会では、最初に、今年度より校長に就任したマルケス・ペドロ先生が登壇しました。祖国ブラジルで幼少期から日系ブラジル人の友人と交流を深めるなかで日本語や日本文化に興味を持ち、それらに熱中して学んだ末、大学と大学院で日本語を専攻し、教育者になったという自身の経歴が紹介されました。そのうえで「日本では、数多くの生徒に同じことを平等に指導する『知識伝達型教育』がいまだに多く行われています。しかし、生徒たちがそれぞれの力を伸ばし、そこで自分の世界を見つけることこそが重要なのです。また、今の日本人には自分の意見を述べる力も足りません。これらの力を伸ばすためには、『生徒中心型教育』や『探究学習型教育』への移行が必要です」と力説しました。

 同校では、マルケス・ペドロ先生の校長就任後、PBL(課題解決型学習)や総合的探究学習を通して、生徒たちが新しい制服のデザインを考案したり、テレビ番組や音楽のプロモーション動画の収録にかかわったり、IT企業と連携してデジタル開発を行ったりもしています。また、世界各地から大勢の留学生を受け入れることも目標にしているそうです。マルケス先生は「英語の発音を気にする日本人は多いですが、重要なのは自分の意見をしっかりと伝えることです。留学生との交流を通して、本校の生徒も日本の良さを世界に発信できるように成長してほしいと願っています」と結びました。

 続けて、教頭の稲生博士先生より具体的な教育内容について説明がありました。同校では課題設定と合意形成の力をつけることを目標に、「グローバル教育」「人間教育」「進学教育」を3本柱にした教育を実践しています。グローバル教育の基盤となる英語教育では、外部の外国人講師、同校のネイティブ教員、日本人教員の3人体制でオールイングリッシュの授業を行うGCP(GLOBAL COMPETENCE PROGRAM)を導入しています。これは、事前に与えられた課題について「予習→授業(グループワーク、ディスカッション)→復習」のサイクルすべてに英語で取り組むというものです。こうした授業を通して、実用的な語学力、幅広い知識、思考力、行動力といった、グローバル社会で求められる資質を養っています。また、イタリア研修(中3)、セブ島短期留学(中2希望者対象)、ターム留学(中3~高2希望者対象)をはじめとした、多彩な海外語学研修も行っており、海外大学への進学も視野に入れた学びを実践しています。

 探究活動にも力を注いでいます。たとえば中1~3では、17講座のなかから各自が自分の興味・関心に合ったものを一つ受講し、1年間かけて活動する総合的な学習「CA(Creative Activity)」に取り組みます。中1~3の全学年が一緒に研究して、自主性・協働性・創造性を養うのが狙いです。そして、その集大成として生徒自身がテーマを設定し、約1万字の卒業論文を仕上げることが、併設高校に進学する条件とされています。

 進学教育では、国語・英語・数学の小テストを週3回行うなどして、基礎学力の向上に努めています。また、中学生は夜7時まで、高校生は夜8時50分まで自習ができる「学習サポートセンター」を設置しています。そこでは、担当教員による指導や個別面談、それぞれの生徒に合わせた学習計画づくりなどについて、アドバイスも受けられます。

 2024年度入試の大きな変更点は、これまで4教科のみだった第1回(1月10日午前)と第2回(12日午前)が2教科との選択制となること、第3回(1月23日午前)が2教科のみとなることです。

イメージ写真 西武新宿線「新狭山」駅、JR・東武東上線「川越」駅、JR・西武池袋線「東飯能」駅、西武池袋線「稲荷山公園」駅、東武東上線「鶴ヶ島」駅からスクールバスが運行されています

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