受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

青稜中学校

2023年10月10日(火)

14種類から選べる講座を開講し
生徒の知的好奇心を刺激する

 1938年創立の青蘭商業女学校を前身とする青稜中学校・高等学校は、1995年に共学化して現校名に変更しました。それ以来、さまざまな教育改革を行っています。

 説明会で募集広報部長の伊東充先生は、行動目標の「3C」(Challenge=挑戦、Change=変化、Contribution=社会貢献)に触れ、「この目標を決めた2020年は新型コロナの流行が始まり、まさに3Cを実践して成長できた年でした。今後も3Cを根底に、建学の精神である『社会貢献できる人間』を育てていきます」と述べました。

 取り組みの具体例として挙げたのが、平日は50分×6コマだった通常授業を、45分×7コマの「6.5時間制」に変更したことです。伊東先生は「実は、授業時間は一日につき20分長くなっただけですが、1コマ分増えています。この時間を有効活用し、多様なプログラムを実践しています」と述べ、その内容を紹介しました。

 たとえば、2020年からは中2・3を対象とした「ゼミナール授業」をスタートさせました。生徒は14種類の講座から興味のあるテーマを選び、学年の枠を超えた少人数制で学びます。パソコンなどを扱う「プログラムをつくろう」や、教養を深める「西洋音楽史入門」など、内容はさまざまです。このほか、中学では「読書の時間」を週1コマ設け、読解力を高めるとともに、自分の考えをまとめて文章化する力を養います。書評を発表する「ビブリオバトル」も開催しています。

校内自習室を使った「Sラボ」で
学習習慣を定着させる

 生徒の自主性を重んじる同校では、主体的に学習する習慣を確立させる取り組みにも力を注いでいます。中学生には「自己管理の手帳」を配布していますが、この手帳には学習計画や反省点などを記入します。担任もコメントを記し、生徒が自発的に「学びたい」と思える環境を整えています。また、自学自習を促すために導入されたのが「Sラボ」というシステムです。これは校内の自習室を使い、課題などの必要な学習を学校滞在時間内に完結させるというものです。この仕組みにより、生徒の学習サイクルも定着してきました。また、自習室にはチューターが常駐しているので、サポートも受けられます。

 このほか、大手企業との共同プロジェクトにより、環境に配慮した取り組みも実施しています。校内ではすべて太陽光発電の電力を使用しているほか、食後に廃棄されるスプーンは生徒会が回収し、専門業者に依頼してエコカップなどの卒業記念品にしています。

 高校からの入学生とは、高1では別クラスですが、高2からは混合クラスになります。「中だるみが生じる時期でもあるため、学習レベルや生活習慣が異なる生徒が新たに加わることで刺激を受けてほしい」という思いがあるそうです。

 2024年度の募集要項に大きな変更はありません。試験内容については「国語では3000字以上の文章が出題されるので、知識問題を解いた後に時間をかけて取り組むとよい」「理科は知識の学習だけに偏らず、グラフを読み取る力などもつけてほしい」などのアドバイスがありました。

イメージ写真 東急大井町線「下神明」駅から徒歩1分、JRほか「大井町」駅から徒歩7分の好立地。部活動では校内グラウンドのほか、近隣のスポーツ施設も利用できます

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