受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

開智未来中学校

2023年10月30日(月)

自然豊かな環境で探究活動を柱に一人ひとりが持つ力をていねいに伸ばす

 学校法人開智学園は、東京・埼玉・千葉・茨城の1都3県で小学校から大学までの教育機関を展開しています。埼玉県加須市に2011年に開校した開智未来中学・高等学校はそのグループ校であり、さいたま市岩槻区にある開智中学・高等学校の姉妹校です。開智学園が推進する探究活動・英語教育・ICT活用を基盤としながら、「国際社会に貢献する心ゆたかな“創造型・発信型”リーダーの育成」を目標に掲げています。

 この日のオンライン説明会では、最初に、2022年4月に校長に就任した藤井剛先生が学校の概要や教育内容について説明しました。藤井先生は開智中高と開智未来中高の2校で教鞭を執っており、「両校の1期生を育てたノウハウをこれからの教育に存分に生かしていきます。校長に就任以来、生徒たちには“本質を見抜く力”と“深く考え続ける力”の重要性を訴え続けています」と語ります。

 その二つの力を育てるのが、全学年で週1時間行われている「哲学」の授業です。初代校長の関根均先生が今も教壇に立ち、生徒たちに「ねらい・メモ・反応・発表・質問・振り返り」という六つの姿勢を指導しています。藤井先生は「その目的は『何のために学ぶのか』を学ぶことです。特にメモの取り方では、口頭で話した内容も的確にメモをして、自分なりにまとめて読み返すよう指導しています」と述べました。

 「哲学」の授業をすべての学びの土台としている同校ですが、特に力を入れているのが探究活動・英語教育・ICT活用の三つです。まず探究活動については、長野県飯山市での「里山探究フィールドワーク」(中1)、関西や広島での「探究フィールドワーク」(中3)、生徒が選んだテーマの研究を1年がかりで進める「才能発見プログラム」(高1)を実施しています。英語教育では、オールイングリッシュでの「ブリティッシュヒルズ(福島県)探究フィールドワーク」(中2)、「ニューヨーク・ワシントンフィールドワーク」(高2)など、英語教育も絡めたプログラムを国内外で展開しています。藤井先生は「大学入試では、高校時代にどのような活動に取り組んできたかが評価される形式が増えています。本校で探究活動に力を注いだ生徒のなかには、東京大学に学校推薦型選抜で合格した者もいます」と評します。また、グループ・クラス・学年での予選を突破した生徒が、ICT機器を駆使しながら、日本語または英語でプレゼンテーションをする「未来TED」も同校ならではの行事です。

 中学の1学年の定員は120名です。入試の成績に応じて「T未来クラス」「未来クラス」「開智クラス」の3クラスに分かれ、きめの細かい指導が行われています。高3では、志望校別の6コース制となり、希望する大学に対応した特別講習や夏期講習を受講します。藤井先生は「最上位のT未来クラス以外からでも東大や医学部に合格した生徒がいます。少人数制で生徒一人ひとりの学力をていねいに伸ばす学校です」と強調しました。

 最後に、広報部長の西木一男先生から入試に関する説明がありました。2024年度入試からは受験料2万円を支払えば、開智学園5校をすべて受験できるようになります。西木先生は同校の受験生の5割以上が開智中を併願していることに触れ、「1月10日~12日は、岩槻で開智中の午前入試を終えた後、そのまま同じ会場で本校の午後入試を受けることも可能です。二つの学校を受験しやすいようにスケジュールを組んでいます。積極的にチャレンジしてください」と話しました。

イメージ写真 生徒の約9割が最寄り駅からスクールバスを利用して通学しています。JR宇都宮線・東武日光線「栗橋」駅やJR高崎線「鴻巣」駅など、スクールバスの拠点が8か所あります

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