受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

学校説明会レポート

金蘭千里中学校

2023年9月24日(日)

定期テスト代わりの20分テストは
弱点のフォローにも効果的

 1965年に設立された金蘭千里中学校・高等学校は、緑に囲まれた千里ニュータウンにある男女共学の進学校です。今回の講演テーマは「君だけの、千里の旅」。これについて、広報部長の中村聡太先生は、「これまでの常識や知識が、5~10年後には通用しない社会へと変化していく可能性があります。生徒たちには変化に直面しても、新たに学び、乗り越えようとする『みずから歩む力』を身につけてほしいという思いを込めています」と説明しました。

 同校のカリキュラムは、国公立大学の受験にも対応できる、広く深い知識を身につけることを重視して組まれています。そのために実施しているのが伝統である毎朝の20分テストです。これは、定期テストの代わりに毎朝1科目20分間のテストを行うもので、2週間分の授業の内容から出題され、1週間で主要教科を網羅します。学習習慣を身につけ、その方法を確立することで、着実に学力を向上させるのが狙いです。

興味・関心を引き出す「本物の体験」
進路実績にも成果として表れる

 「本物」に触れる機会を数多く用意しているのも同校の特徴です。能・歌舞伎・狂言などの伝統芸能に触れる「芸術鑑賞」、プロオーケストラの演奏を聴く「音楽鑑賞」など、豊かな心を養う行事を実施しています。

 夏期休暇中には、高1の希望者を対象に、イギリスのイートン校やハロウ校での約3週間の海外研修を行います。名門校での英語学習や寮生活を通して、イギリスの文化を知り、視野を広げる貴重な機会となっています。

 医系学部進学を希望する生徒向けには、「医療・救急ワークショップ」で、医学生等による実践的講習を実施。症例ごとの救急のシミュレーションを行うなど本格的な内容で、医学生等への質問タイムも人気です。医系学部での学びや、医療現場のリアルを知るきっかけとなっています。

 深い知識を養うカリキュラムと、生徒の興味・関心を刺激する活動の成果は、進路実績にも表れています。2023年度は、大学進学者164名のうち、国公立大学に78名、関関同立・早慶上理に251名、医歯薬・保健・獣医系に135名が合格しました。現役合格率も高く、大学進学者のおよそ8割が関関同立以上の学校に進学しています。

 最後に、入試の変更点について説明がありました。2024年度からは「後期T(適性)入試」を新設するとのこと。言語能力と数的能力を測り、志願者シートを含めて合否を判定します。「また、中期の1科目入試の合格基準点は、2科目入試よりも17%ほど高い水準となっており、確実に75~80%取れる力が必要です。中期以降の日程は受験者数が大幅に増え、受験者レベルも上がるため、志望度の高い方は前期から受験することをお勧めします」と中村先生は話し、説明会を締めくくりました。

イメージ写真

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