受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さっぴーの社会科見学へ行こう!

さまざまな動物たち

フンボルトペンギン

ニホンカモシカ フェネック マーラ(テンジクネズミ科)

さっぴー

ニホンカモシカ フェネック マーラ(テンジクネズミ科)

女の子 「園内最大のエリアが大放飼場ね。ここには日本のヤクシカ、イノシシ、タンチョウ、クロヅルが放されているんだ。みんな気ままに動き回っているわ」
男の子 「シカたちのエリアもあるね。へえ、ヤクシカの角は春に落ちて生え変わるけど、ニホンカモシカの角はずっとそのまま。これはカモシカがウシの仲間だからなのか」
女の子 「外国産の動物もいるわ。カピバラにミーアキャットに…。あっ、フェネック! 砂漠にすむキツネの仲間なのね」
男の子 「こちらは家畜のエリアだ。ヤギ、ヒツジ、ニワトリもいるな。ふだんぼくたち人間の暮らしを支えている動物たちだね」

分園「水生物園」もチェック!

ニホンアマガエル クロツラヘラサギ

ニホンアマガエル クロツラヘラサギ

男の子 「吉祥寺通りを挟んだ井の頭池のほとりには、分園の水生物園があるんだ。本園の動物園とは離れているけど、同じチケットで入れるぞ」
女の子 「分園のテーマは『淡水の生き物』ね。水生物館ではメダカやタナゴなどの魚をはじめ、アマガエル、ミズグモ、オオサンショウウオなど、いろいろな生物が見られるわ」
男の子 「この水鳥はヒナをおんぶすることで知られるカイツブリか。水槽がガラスだから、水中での足の動きもよくわかるね」
女の子 「外には水鳥のケージも並んでいるよ。ハクチョウ、サギ、コウノトリ。さまざまな鳥の卵の比較展示もあるけど、やっぱり種によってかなり大きさが違うのねえ」

発見外来種問題も
ズームアップ

 水生物館で飼育されているカミツキガメは、2007年に井の頭公園の水路で発見された個体。おそらく、もともとはペットとして飼われていたんだろうけど、この種は日本の生態系を乱してしまう「特定外来生物」で、野放しにはできないんだ。そのため、生きた教材の一つとして、水生物館で展示することになったんだって。みんなもこのカメを見ながら、外来種問題について考えてみて。

23年4月号 さっぴーの社会科見学へ行こう!:
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