受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

魅力再発見

(「23年7月号」より転載/23年6月公開)

魅力再発見 日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校

生徒に寄り添い、支えてくれる先生たち
目標を見失っても新しい夢を見つけられた

石川 知絵美さん(歯科医/日本大学藤沢高等学校2015年卒)

 日本大学の正付属校の一つである、日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校。同校では、在学中の学業成績、日本大学の全付属高校を対象とした一斉テストの成績および面接と小論文などの総合判定により、日本大学の各学部に推薦入学することができます。この制度を生かして歯学部へと進み、現在、歯科医として活躍している卒業生の石川知絵美さんに、同校での思い出を聞きました。

大学と連携し、中学校から高度な学びに触れる

 2009年に開校した日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校は、広大で緑豊かな大学キャンパスの一角に位置します。11万5412㎡の敷地には、大学の図書館・博物館・グラウンドなどの施設があり、付属校の生徒も利用できます。現在、歯科医として活躍している卒業生の石川知絵美さんは、同校の第一期生の1人です。

 子どものころから獣医にあこがれていた石川さんが、同校への入学を希望した最大の理由は、「日本大学生物資源科学部」の併設校だったこと。「獣医学科のある生物資源科学部に、推薦制度を利用して進学できるのは魅力でした。また、できたばかりの新設校だからこそ、さまざまなことに挑戦できると思ったのも理由の一つです」と説明します。

 同校では、「中大連携教育」の一環として、中1から食品作りのシステムなどを学びます。大学の敷地内にある農場で、大学スタッフや学生から指導を受けます。

 農場実習は、石川さんにとっても印象深いものでした。「中2の冬休みに行われた食品加工実習で、生まれて間もない子ブタたちと触れ合った体験が新鮮でした。家畜以外にも、野菜を育てるなど、都会で暮らしているとなかなかできない体験を楽しめたのも、日大藤沢に入学したおかげだと思っています」と話します。

進路指導の先生の手厚いサポートに助けられた

 日本大学歯学部を進学先と定めたのは、高2のときでした。「入学時は生物資源科学部の獣医学科をめざしていましたが、獣医学科は最難関で、わたしの実力では難しいことがわかりました。かといって代わりの目標も見つけられず、とても悩みました。そんなとき、進路指導の先生が手厚くサポートしてくださり、歯科医という道を提案していただきました」と当時の様子を振り返ります。

 それから、石川さんは目標に向かって勉強に励みました。同校には、在学中の学業成績や、日本大学の全付属高校を対象とした「基礎学力到達度テスト」の成績および面接と小論文などの総合判定によって、日本大学の各学部に推薦入学できる制度があります。石川さんもこれを利用して、日本大学歯学部へと進学することができました。

 現在、石川さんは、歯科医として患者さんの健康をサポートしています。大学での学びは「本当に勉強ばかりしていました」と語るほどにハードなものでしたが、中学時代の恩師の先生が言った「とにかく学びましょう」「緊張感が自分を磨きます」ということばが心の支えとなり、勉学に集中することができました。「お世話になった中高の先生方には、メールで悩みを相談することもありました。わたしのように、やりたいことを見失った生徒にも寄り添い、可能性を引き出してくれる先生がいることが、日大藤沢の大きな魅力だと思っています」

 「自分の可能性を見つけてくれる学校」ということばで、母校を表現してくれた石川さん。第一期生が感じた魅力は、創立から14年経った現在も、変わることなく在校生を支え続けています。

歯科医として活躍する石川知絵美さん

中2で行われた林間学校の様子。山梨県の富士山周辺で3泊4日の日程で実施され、2日目には富士山の新5合目まで登りました(右端が石川さん)

《学校のプロフィール》

日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校

所在地 〒252-0885 神奈川県藤沢市亀井野1866

交 通 小田急江ノ島線「六会日大前」駅より徒歩8分

TEL 0466-81-0125

H P www.fujisawa.hs.nihon-u.ac.jp 別ウィンドウが開きます。

Information

学校説明会などの情報はこちらよりご確認ください。
https://www.fujisawa.hs.nihon-u.ac.jp/exam/

ページトップ このページTopへ