受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2023年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 青山学院中等部

サクラサク

R.Iくん

 ぼくは、4年生の初めにサピックスに入室したのですが、当初は受験をするという実感が全然ありませんでした。受験をするという実感が湧いたのは、SS特訓が始まった6年生の9月ごろだと思います。それまで以上に勉強量が増えて、そのころまで危機感を持っていなかったテストの成績について危機感を持つようになり、そこからは自分でも「勉強した」と言えるほど、たくさん勉強しました。
 「受験までに何をすればいいか」と聞かれたら、ぼくは次の三つだと答えます。

①「基礎力トレーニング」を怠らずにやること。いちばんはこれだと思います。少し怠けるだけで、ほかの子と差がついてしまいます。わからない問題はそのときに解決しましょう。

②理科と社会の「コアプラス」をこつこつやること。「コアプラス」ができていれば、だいたいの基礎は完璧です。こつこつ、こつこつです。

③いつもどおり授業に集中すること。サピックスの授業で先生が言っていることは、ひと言聞き逃すだけでももったいないです。授業に集中して、時間内にできる限り吸収しましょう。

 これらの三つができていれば十分だと思います。ぼくは③の集中というところを、6年生前期まではおろそかにしていました。後期に入って時間が過ぎていけばいくほど、「ああ、あのときもっと集中していればよかった」「先生がこれについて前に言っていたけれど、何だっけ」と授業中に思うことがあり、今では、集中するにはそういうことにとらわれないのがいちばんだと思っています。当たり前のことではあるけれど、やはり人は集中しているときがいちばんはかどるし、集中していないとはかどりません。そして何より、大事なことは後になって気がついていくのかなと思います。ぼくは、後期になるにつれて時間の有限さという大事なことをすごく実感できました。
 受験生の皆さんには、時間の有限さに早く、そしてみずから気がついてほしいと思います。これからの一日一日を大切に過ごしてください。

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