受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

スクール情報

(「24年1月号」より転載/23年12月公開)

筑波大学附属駒場中・高等学校 第72回文化祭 11月3日(金・祝)~5日(日)

心を結んだ文化祭、
過去最多の来場者数を記録

筑駒に集う人たちの心を結ぶ「結」というテーマ。文化祭に懸ける筑駒生たちの結束も感じます

 11月3日~5日にかけて、筑波大学附属駒場中・高等学校の第72回文化祭が行われました。4年ぶりに事前予約なしの通常開催となった今回のテーマは「結」で、文化祭を通して人と人、心と心を結びたいという思いが込められています。

 中1から高2までは、クラスごとに展示や体験、映画、演劇など、趣向を凝らした「デコ」と呼ばれる出し物をつくり上げます。そして高3は、クラスに関係なく、食品・喫茶・縁日・ステージ・コント・演劇・映画という七つの班に分かれて、文化祭を盛り上げます。

 編集部が訪れたのは初日の3日でした。さっそく、屋外のステージに向かうと、ダンスフェスが行われていました。ステージ前の客席は超満員で、登場するダンスチームがキレのいいダンスを披露するたびに、観客から大きな拍手と歓声が送られました。ステージのプログラムは段取りよく進行し、続いて行われたのは筑駒の漫才コンビが続々と登場する「笑わしあむ」です。テレビで見るプロの漫才のようにネタがしっかり練られていてテンポもよく、会場は笑いに包まれました。

 食品班・喫茶班の飲食エリアも大盛況です。チケットブースであらかじめチケットを購入してから並ぶので、注文から受け取りまでの流れはスムーズだったように感じました。また、お土産も充実し、レトルトの「筑駒カレー」「筑駒ラーメン」「筑駒かすてら」などが人気でした。

 毎年、来場者らの投票によって決まる「大衆賞」の常連であるジャグリング同好会「筑駒Jugglers」のパフォーマンスも見逃せません。大技が決まるたびに大きな拍手が送られました。部員は観客をあおって盛り上げるわけでもなく、ひょうひょうと大技を披露するスタイルがクールでした。

 中高生物部では、学校の近くにある駒場野公園の調査で採集した昆虫や植物などを展示。身近な場所にも多種多様な生き物が生息していることがわかります。正解数によって景品がもらえる「生物部クイズ」に、小学生たちが一生懸命に答えを考えて記入していました。

ダンスフェスでは息の合った華麗なパフォーマンスで満員のオーディエンスを引きつけます

 鉄道研究部は、「ローカル線のゆくすゑ」というテーマで、地方路線の現状に着目した展示を行いました。鉄道模型の運転体験は小学生に大人気です。そして受験生は、在校生から「合格祈願きっぷ」をしっかりと受け取っていました。

 囲碁部の「駒場棋院」では、さまざまな大会で好成績を残した部員との対局が楽しめます。数学科学研究部と中高パズル部の教室では、たくさんの小学生たちが入試予想問題やパズル問題に真剣にチャレンジしていました。

 中高各クラスのデコも、ユニークな企画がめじろ押しです。駒場東大前と池尻大橋という二つの最寄り駅の街にフォーカスし、高低差も含めて周辺の地形を再現した模型を展示するなどして、意外に知られていない筑駒周辺の街を徹底調査した「君たちはどう帰るか」(中1クラス)、筑駒生の実態を伝える「検証動画」を上映した「水曜日のツクコマセイ」(高1クラス)などアイデア満載で、筑駒への興味がさらに強まった受験生も多かったことでしょう。

 3日間の来場者は、なんと過去最多の1万8000人を記録。この文化祭に懸ける筑駒生の思いが来場者に伝わり、メッセージボードには「楽しかった」「ありがとう」「合格できるように勉強をがんばります」などのことばがあふれていました。

漫才でステージを盛り上げる「笑わしあむ」。どのコンビもネタがしっかり考えられていて掛け合いもうまく、たくさん笑わせてくれました 「筑駒Jugglers」の見事なパフォーマンス。大技が決まるたびに大きな拍手と「すごい」という声がわき起こります 音楽室で行われた軽音楽同好会のライブ。2023年にヒットした映画の主題歌を演奏すると、サビの部分で観客が合唱するなど、大いに盛り上がっていました
体育館で行われた音楽部の演奏会「WIND FESTA」。中高あわせて25名の部員が、迫力ある演奏を聴かせてくれました 恒例の開成VS筑駒のクイズ決戦。一進一退のバトルが展開され、難問の連続に両校とも一歩も譲りません 具材たっぷりの名物「つくこまぜそば」のほか、カレー、豚汁、クレープなど、どれも人気で飲食エリアは大盛況
必要なチケットの枚数がわかりやすく案内されているチケットブース。人の流れも購入もスムーズです 昆虫・魚類・植物などがいっぱいの生物部「いきものわーるど2023」。景品がもらえる「生物部クイズ」に小学生たちが一生懸命チャレンジしていました 鉄道模型の運転体験にたくさんの小学生が並びます。在校生が優しく操作を教えていました
鉄道研究部の生徒から受験生に渡される「合格祈願きっぷ」には、「あきらめない限り有効」と記されています 場内サインは、今どこにいるのかをわかりやすく掲示。実行委員のスタッフも親切かつていねいに案内してくれました

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