受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

Spotlight

(「23年7月号」より転載/23年6月公開)

東京成徳大学中学・
高等学校

生徒一人ひとりに手厚い進路指導
未来を切り拓くための土台を築く

 「未来を見据え、世界を知る、自分を拓く」というコンセプトの下、「成徳」の精神を持つグローバル人材の育成をめざす東京成徳大学中学・高等学校。「力を引き出して伸ばす指導」に重きを置いたカリキュラムで、生徒たちは自分で考え、進みたい道を見つけていきます。生徒に寄り添ったきめ細かい進路指導について、進路指導部長の吉川直樹先生にお話を伺いました。

志望校の入試対策に強い教員を加えた
「W担任制」で生徒の進路実現をサポート

教員と生徒の距離が近く、じっくり話せる環境があることも特徴です 東京成徳大学中学・高等学校では、生徒が6年間の学びを通じて、多様な可能性から目標を見つけ、自己実現をかなえていくことが真のゴールであると考え、未来を見据えた進路指導に力を入れています。「中高一貫部に加え、別カリキュラムで学ぶ高等部がある本校では、毎年500名を超える卒業生を送り出しています。進路指導の情報を一元化し、ノウハウを構築してきたことは、大きな強みです。特にこの6年間で進路指導改革を進めており、その成果が表れ始めています」と、進路指導部長の吉川直樹先生は話します。

 大学進学は通過点であるととらえ、まずは視野を広げて、自分の進みたい方向性を見つけることを重視。同校のオリジナルプログラム「自分を深める学習」などで、将来どう生きたいのかを探るほか、「進路週間」に社会人を招いて話を聞くなど、職業に目を向ける機会もつくっています。そして、年2回行われる定期面談で、担任は生徒とじっくり話す時間を設け、一人ひとりの思いに寄り添います。こうして生徒たちはそれぞれの目標を見つけ、学習のモチベーションアップへとつなげていくのです。

 また、「面倒見が良い学校」といわれる同校らしい、特徴的な取り組みの一つに、「W担任制」があります。高3の進路指導は、担任のほか、志望校の入試対策に強い教員がもう1人つきます。「さまざまなケースに対応するため、さらに担当教員を増やす場合もあります。教員の得意分野を生かしながら、学校全体で生徒の希望する進路に合わせてサポートをしています」

指定校推薦入学枠も多数
多様化する大学入試に幅広く対応

定期面談に並行して行われる「進路週間」では、社会人に話を聞く「キャリア・インタビュー」など、自分の興味のある分野を知る機会が設けられています

 年々多様化している大学の入試方法にも柔軟に対応しています。吉川先生は、「本校の指定校推薦入学枠は、中高一貫部、高等部を合わせて1300名分以上あります。進路選択の土台として、自分の進路実現により近づくよう、活用してもらいたい」と話します。また、チャンスは国内だけではありません。海外大学の指定校推薦入学枠も50校ありますが、それをきっかけにカレッジやディプロマなど、ほかの海外進学もサポートしています。海外大学への進学を希望する生徒同士が交流し、情報交換できるサークル活動「グローバルプロジェクト(GP)」も定期的に行っています。「そのほか、国内の総合型選抜や学校推薦型選抜、一般選抜など、どのタイプの入試を選んでも対応できる体制が整っています」と説明します。

 今春の中高一貫部の卒業生95名のうち、75名が第一志望校に合格しました。「これは、中高6年間で、これから何をしたいのかという意志を固め、そのために進みたい学校に合格できた生徒が多いという結果の表れで、とてもうれしく思います」。海外大学へは2名が進学。映像の勉強をするために海外で学びたいという夢をかなえるなど、生徒たちの進路実現を後押ししています。

 「未来を見据え、世界を知る、自分を拓く」という同校のコンセプトのとおり、学校生活のなかで生徒たちは夢を広げ、それを実現させるための土台を築き上げています。

《学校のプロフィール》

東京成徳大学中学・高等学校

所在地:〒114-8526 東京都北区豊島8-26-9
TEL:03-3911-7109

Information

学校説明会などの情報はこちらよりご確認ください。
https://www.tokyoseitoku.jp/js/admission/news/orientation/index.html

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