受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 受験体験記

進学校 麻布中学校

算数の神様に好かれよう(算数が苦手な子にオススメ)

 ぼくは六年生の後半まで算数が苦手でしたが、一月の直前期に基礎問題が安定して解けるようになり、合格ラインを超えられるようになりました。気持ちの面でも良い状態で二月を迎えましたが、二月四日時点では合格校は本郷中学のみ。SAPIXの先生に電話したときも、なんだかよく分からない状態でした。しかし、広尾中学の試験準備でSAPIXの校舎に行ったとき、麻布中学から繰り上げ合格の電話をいただきました。そのとき、中学受験は最後まで何が起こるか分からないものだと強く感じました。本番でいつもと同じように力を出せることもあれば、そうでないこともあります。合否の差は本当に紙一重なのだと思いました。

 この経験から、新六年生に伝えたいことがあります。まず、テストで思うような結果が出なくても、これまで努力してきた自分を褒めてほしいということです。そして、一月の授業が終わるまで、向上心を持って「まだ自分に何ができるか」を考えながら授業を受けてほしいと思います。夏休みは一つの山と言われますが、夏の結果が出なくても、あきらめなければいくらでも取り返すことができます。

 受験では算数の仕上がりが合否を決めると言っていいと思います。算数ができるようになることは、大きな自信につながります。ぼくは文系科目が得意だったので悔しい思いもしましたが、算数は特別なひらめきよりも、基礎問題を確実に解けることが何より大切だと実感しました。マンスリーテストの多くは基礎問題で構成されています(僕の感覚では150点中、120点が基礎問題です)。基礎を安定して解けるようになることで、結果は大きく変わります。ぼく自身、「基礎問題を落とさない」ことを意識したことで、最後のマンスリーで算数の偏差値を大きく伸ばすことができました。

 この経験が、少しでもこれから受験に向かうみなさんの参考になればうれしいです。