受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 受験体験記

進学校 広尾学園中学校

公園で走り回ろう!

 午前の入試が終わった瞬間、つまりその入試の点数及び合否が確定した瞬間、僕が考えていたのは昼ご飯のことでした。

 さて、SAPIX生は5年生、6年生にサピックスオープン(以下SO)、というものを何度か受けますよね。僕、最初ものすごくSO苦手だったんです。偏差値は40台前半から後半を行ったり来たり。流石にやばいと勉強したものの、偏差値はどうしても51や52。目標は57。その差は近い様で遠く、このままでは埋められない。そう感じ僕ら家族が立てた対策が、受験前のルーティンを変える、というものです。具体的には、普段よりはやく家を出て、運動をすることです。これを行うことにより、脳の血流が増加し、脳に酸素が行き渡ることで判断力、集中力、思考力が高くなります。これはアメリカの大学の研究で証明されています。純粋な努力もあったでしょうが、この行動のおかげで、テスト前のコンディションが抜群に良くなり、最後のSOは偏差値59.9を叩き出すことができました。しかし、注意点もあります。それは運動をしすぎてはいけない、ということ。というのも、僕は栄東を受ける前、運動を心がけすぎて、疲労感を覚えながら入試に挑むことになってしまったんですよね。無理をしないことも大事だとこの時実感しました。

 では、最初の話題に戻りましょう。僕は広尾学園のすぐ近くに住んでいるので、会場に直接行くだけでは運動になりませんでした。そこで僕は近くの公園のグラウンドを走ることにしました。といっても、息が切れないくらいですけど。この作戦はうまく行きました。入試では目の前の問題にだけ集中することができたのです。これはある問題を解いている時、その前の問題の内容の大半を忘れてしまう程でした。なぜ入試終了直後に昼ご飯を考えていたか。それは、すでにそれまでの問題を忘れており、いつもの「これ間違いかな? 正解かな?」という不安や心配がなかったからです。