サクラの開花前線は1日から
11月30日、共立女子中学校から私の入試は始まった───と書こうとしていた。少なくとも、10月の私はそう書こうとしていた。実際には、その少し前に受験した帰国枠で自分の愚かさを思い知ることになるのだが…。
2024年の4月半ば、私はいくつもの塾を体験していた。タイから3月に帰ってきたばかりだった。円の求め方も知らなかった私に「これはいつものアレねー」とか、「過不足算だから簡単でしょ」だとか、よくわからない解説をしてくる他塾に対し、サピックスは「この公式は覚えてる?」などと確認を他の子にとる形で私に解き方というものを教えてくれた。その丁寧さがなんだかうれしくて、サピックスへの入室を決めた。
そんな昔話はさておき、私は勉強をする上で鉛筆よりも大事なものがあると思う。それは自分の気持ちだ。上位コース常駐の同じ小学校の男子にコースのことで悪口を言われた時の屈辱は、忘れ難い。その後私は全力を尽くし、上位コースまで成績が跳ね上がった。
問題は、ここからだ。11月半ば、2年ぶりに会う友達と受験会場で会い、試験が終わってから電車の中で母に「自信はある!」と元気に言った自分! 今考えるとみじめになるが、ファミレスに行き、その気分のまま合格発表のボタンを押した時の感覚は、思い出すたびに私の背筋を冷やす力が十分にあった。心から入りたいと思っていない人間を学校側が拒んでいることが、身に染みてわかった気がした。その数日後、失敗の悔しさをバネにして心から取り組み、帰国枠の共立に受かった調子で、大妻、2月の香蘭も農大も頑張った。感情のままに勉強すれば、結果は必ずついてくるから、あきらめないこと!
最後に、私なりの形で、後輩たちを応援したい。
てりかへす 白き椿の 花散りて 今や桜の 咲き盛りなり
祈☆合格(祈の読み方は…?)