受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 逗子開成中学校

息子の底力

 息子は漫画・ゲーム・サボる・やっていないのにやったと言う等々、受験では好ましくないとされることを入試直前までやり続けました。私も勉強しなさい・受験やめたら・なんでやっていないの等々、親が言ってはいけない言葉をたくさん息子にぶつけました。反抗期も重なり、息子は自分の考えを話してくれず、時にはサピックスの先生にご相談し、先生から息子の背中を押してもらったり、本音を聞き出していただいたりました。

 息子の志望校への気持ちが固まったのは6年夏に参加した逗子開成の施設見学会だったと思います。逗子開成の海洋教育や部活動の説明を受け、「ヨット部に入りたい! 逗子開成には屋外の温水プールがあるんだよ!」と楽しい中学校生活のイメージが膨らんだようでした。

 しかし、志望校への気持ちが固まり、よしやるぞ!と思っても、サボりたい気持ちに流されてしまうのが現実でした。飽きっぽくムラがある性格でしたので何度も軌道修正しながら、とにかく基礎トレ、苦手な漢字、コアプラスをコツコツと積み重ねることを意識しました。それでもデイリーチェックでは合格点を取れず、なぜ勉強しているつもりでも点数が取れないのかとモヤモヤする日々でした。受験を通してわかったことは、できていないことを気にするより、できていないことを一つでも多く潰していくことが重要だということです。マンスリーやサピックスオープンなどの試験に関しても同じです。息子は苦手単元を底上げしていくような勉強が十分にできていなかったので、苦手はいつまで経っても苦手なままで、入試直前になってこんな基本も覚えられてないのかと驚愕しました。

 受験本番で影響が大きかったことは、2日目で第二志望校の合格を頂けたことです。息子はメンタルは強い方だったので、逗子開成1次試験の不合格を知ったときも動じなかったですが、それでも第二志望校の合格を知った後は一気に笑顔が増えました。合格を取ることでこんなにも変わるのかと驚いたのと同時に、平気そうにしててもプレッシャーを感じていたのだと知りました。その良い流れのまま、翌日の逗子開成2次試験に臨み、合格を勝ち取りました。息子の底力は、底に貯めたままでなかなか表には出てこなかったけれど、ちゃんと蓄積されていて、ここぞという時に発揮することができたので感心しました。

 中学受験を通して感じていることは、サピックスの保護者会、なんでも相談会、面談で言われたことを信じて大丈夫だということです。受験を終え、サピックスから言われたことの重要性が身に染みてわかります。正直、成績が思うように上がらず、サピックスを続けていいのかと悩むこともありました。他塾に通っていないので比較は出来ませんが、サピックスの先生方と教材を信じて勉強を続けていけば良い結果に結びつくのではないかと思います。これまで息子を支えて下さった先生方、スタッフの皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。