受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 開智日本橋学園中学校

SS特訓のみ生の中学受験

 「中学受験、やめたい」「え!?」

 それは、夏期講習の前日のことだった。塾の先生と話をすれば、「明日から頑張る」となるだろうと高をくくった結果、先生からのコメントは「夏期講習を全休させましょう」だった。講習だけ参加する生徒の話は聞いたことがあっても、よりによって大事な6年生の夏期講習を不参加の生徒っているの?と思う間もなく、夏期講習と錬成特訓を全休し、基礎トレすらやらない、動画とゲームだけの1か月間が過ぎた。

 いろいろあって、中学受験をすることになったものの、SS特訓のみの通塾で残りの日は「宅勉」となり、他塾も含めたプロの先生方が指導している平日や土曜日に、ひたすら家庭学習をするだけで、どこまでキャッチアップできるか、不安にさいなまされながら、SS特訓の教材や5・6年生のテキスト、算数ベイシック、分野別補充(平面図形)や立体切断のプリント、コアプラスをやり込んだ。

 出遅れや演習不足は否めないので、「学校別対策が必要な学校を受験するのはやめよう」「過去問を減らすため、受験する学校を広げすぎない」として志望校を再選定し、その結果、「クセ」のある問題が少なく、特待を除いた4日間で4回受験できる開智日本橋と他3校が浮上して、5日間で4校のべ8回試験が受けられるプランとした。

 そこから、4校全ての説明会等に息子を連れて志望を固め、先生方に「塾の勉強+過去問、理科と社会はコアプラスの知識で合格最低点を確保できるか」を確認して、今のSS特訓+宅勉で十分勝負できると判断した。

 また、配点にも注目して、例えば開智日本橋の場合、国語100点、算数120点満点と算数のウエイトが高く、同じ成績の傾向がある息子に有利に働くとともに、学校が求める生徒像にもマッチするのでは、と理解した。合格力判定SOの判定偏差値は、配点を考慮したものとなっているので、(総合成績表の偏差値)≦(志望校判定偏差値)となった開智日本橋が息子にマッチしていることを確信した。

 直前期は、このゾーンの学校が配信する「入試説明会」の資料や動画を繰り返し視聴した。どの学校もヒントを与えてくれ、「あれもこれも」と焦る気持ちから、「これはやらなくて良い」と「切る」余裕に変化した(1月受験校の開智所沢は、相当踏み込んで出題範囲を開示しており、何としてでも合格したい人は、前日でもよいから必ず確認することを勧める)。

 他の生徒よりも通塾日数が少ない息子であったが、彼なりに宅勉を続け、量も増やしていき、2月1日第1回試験でDLC合格をいただき、1月校を除き1日で入試を終えた。

 最後に、夏期講習の前日、塾の先生のコメントがなければ、私は息子に夏期講習を受験させ、壊していたかもしれず、深く反省するとともに、先生に深く感謝を申し上げる。