「のび太の気持ち」から始まった中学受験
我が家は2024年3月、5年生直前に本帰国しました。それまで中学受験は全く考えていませんでしたが、娘の「受験したい」という一言から塾探しを始め、最終的に本人が選んだのがサピックスでした。
入室当初、中学受験の理科・社会は未履修。理科の小テストで厳しい点数を取ることがありましたが、本人は「のび太の気持ちがわかった」と前向きでした。一方、読書好きの影響か国語は安定してよいものの、他教科のどれか一つが崩れることが多く、家庭では横について復習し、質問教室へ通う日々でした。
すると6年に入る頃、努力が実り一気に成績が上昇。チャレンジ校だった学校が安全校判定に変わりました。
春の面談で娘の生物好きの話をすると先生から東京農大を勧めていただきました。当初は別の志望校を考えていましたが、6年の夏の見学会に参加した娘が目を輝かせて帰ってきたことで志望校の一つになりました。
しかし年長の下の子と0歳の育児が重なり、私のサポートが減ると成績が下降。志望校も揺らぎました。本人の集中力がなくなり、自宅学習の量が一気に減っているのをみて困るたび先生に相談し、直前期まで温かく見守っていただけたことが大きな支えでした。
また11~12月の帰国生入試にもいくつか挑戦しましたが、本人の第一志望は2月入試にあり、一般入試を見据えて学習を続けました。娘の場合、過去問では算数が課題でした。そのため基礎の復習を徹底し、本番では解ける問題を確実に取ること、凡ミスを防ぐため検算を習慣づけるよう最後まで伝えました。
2月1日の夜、午前に受けた学校の合格を確認し家族で喜びました。午後に受けた東京農大は発表が遅く、もし不合格なら翌日も受験のため、その日は早く就寝。翌朝の合格表示を見た瞬間、先生の言葉にもあった「最後まで諦めない」「子どもを信じる」を実感しました。
受験の中では思い通りにいかない結果もあり、本人の気持ちが揺れた時期もありましたが、ご縁のあった学校に本人が魅力を見つけ、納得して進学先を選べたことが大きな成長だったと感じています。
受験を通して家族が一つになれたことが何よりの財産です。年長の妹も姉を全力で応援し、0歳の弟も受験期の癒しになりました。
改めてサピックスの先生方には学習面だけでなく、精神面も支えていただき、親子ともに最後まで走り切ることができました。心より感謝しております。
これからは本人が選んだ学校で思いきり楽しみ、新しいスタートを歩んでほしいと願っています。