パフォーマンスの最適化
息子は新小5(小4の2月)にサピックスに入室。偏差値50未満でスタート。当初は順調に成績が向上し、夏休み明けには偏差値60に到達。さらに年明け1月の新6年組分けテストでは偏差値65に到達。あと一歩で志望校に手が届く! 夢も希望も自信も満々。…しかし中学受験はやはり甘くなかった。成績のピークが「終わりの始まり」でした。勉強時間が減ったわけでもなく、取り組む姿勢も変わらない中で、成績だけが低下していく…。最初は「ちょっと調子が悪かったのかな?」「成績に一喜一憂しない」…ほんの数か月前まで勉強の質・量ともに自信満々だった我が家ですが、そんなモノはあっという間に吹き飛びました。
結果的にその後入試本番まで偏差値60を超えることはほとんどありませんでした。絶望のピークは9月の合格力判定サピックスオープン(第1回)。偏差値50にまで下降し、受験勉強開始後20か月かけてスタート地点に舞い戻るハメに。「小6の成績急降下」をまさに地で行く経過をたどりました。小5の成績など泡沫の夢。志望校の合格可能性20%のオンパレード。感覚的には合格可能性2%くらいかな?といったところ。これが小6秋の我が家の状況でした。受験本番まであと4か月。変えたのは勉強量でも質でもなく、テストを受ける際の「心構え」でした。どうやったら「ゾーン」に入れるのか? 「パフォーマンスの最適化」が秋以降のテーマになりました。結局、ありきたりの内容になりましたが、これが入試本番に効いたように思います。
【テスト前】①すべての環境に感謝する!→感謝と謙虚さが浮ついた精神を落ち着かせます。②緊張を楽しむ!→努力あっての不安もある。緊張を無理に抑え込むのではなく、楽しむ。
【テスト中】①すぐに問題に取りかからない!→傾向と時間配分を考える。②自分がわからない問題は、みんなわからない!→できなくても悲観的にならない。
【休み時間】①休み時間の過ごし方でテスト出来の50%は決まる!→精神統一。瞑想。集中力の回復。②周りにバリアを張って自分の世界を創る!→1月入試は2000人以上が一堂に会する場合も。雰囲気に呑まれない。
我が家の場合、埼玉入試の結果は思わしくありませんでした。それでも千葉入試を乗り越えられたのは、メンタルコントロールに取り組んだ4か月があったからかもしれません。結果的には第一志望の開成中には不合格でしたが、本人曰く「今まででベストの手応え」はあったとのこと。自己ベストで届かったのなら仕方ない。親としては十分満足でした。第二志望も第三志望も一時は諦めていた秋口。そこからの復活? 逆転?しての合格。その経験は人生の財産となったと思います。ほとんどのご家庭にとって中学受験は決して平たんな道のりではありません。2025年の我が家の四苦八苦が2026年の苦難に直面したご家庭の一助になれば幸いです。