人事は尽くした
2月1日23時。「合格」の文字とともに、震える手の中のスマートフォンの画面がピンク色に染まりました。熱望校からの合格をもって、娘の受験が終わりました。
2月の入試日を迎えるまでにわが家には二つの危機がありました。
一つ目は、6年生の春に算数の偏差値が急に7程度下がったことです。算数の偏差値が下がったことにより4教科の成績もガクッと下がりました。算数の成績が降下した原因は、式や図をほとんどかかず、筆算を散らして解いていたことだと思います。成績が落ちた時はサピックスの先生にすぐに電話をし、アドバイスをいただきました。算数は夏から個別のプリバートにも通いました。秋頃から娘は式や図をかくことを意識するようになり、最後の合格力判定SOでは算数に復調の兆しが見えました。
二つ目は、入試4日前に弟がインフルエンザにかかったことです。娘はすでに学校を休んでいましたが、学校と学童に通っていた弟が発熱し、インフルエンザと診断されました。娘と私は自費でインフルエンザ薬を予防的に処方してもらい、服用しました。薬の効果かはわかりませんが、発熱や発症もなく入試日を迎えることができました。
初日に受けた学校は偏差値が少し足らない学校と相応の学校でした。入試当日の帰り道、私と娘は試験の出来や内容にあまり触れないように気を付けながら、他愛のない話をずっとしていました。雑談の最中に、娘がふと「人事は尽くした」と言いました。朝から試験の出来が不安でたまらなかった私は、その一言でハッとしました。3年間本人なりにサピックスで頑張ってきた娘がそう言うのなら、私にできることはどんと構えて天命を待つだけだと腹をくくりました。結果は午前校・午後校ともに合格をいただき、それ以上のチャレンジはせず、娘はあっさりと受験に幕を下ろしました。
無事に合格したものの、そこに辿り着くまでの道のりは苦しく険しかったです。「復習は終わった」と言っていたのに確認したら真っ白で、指摘すると怒り出し、5年生の途中からずっと反抗期でした。テキストが宙を舞い、ビリビリになり、資源ごみ行きになった日は一度や二度ではありません。母娘で取っ組み合いになった日もありました。
娘はサピックスの授業が大好きでした。どんなに苦しい局面でもサピックスを休みたいとは一度も言いませんでした。ご指導いただいた先生方、職員の皆様、娘と一緒に切磋琢磨したサピ友のみなさんに感謝いたします。ありがとうございました。