受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 吉祥女子中学校

雨垂れ石を穿つ

 2月12日、第一志望校から繰り上げ合格のご連絡をいただき、長かった受験生活の幕がようやく閉じました。最終的に合格を勝ち取ることが出来ましたが、決して順風満帆とはいえなかった娘のサピックス生活。少しでも皆さんのお役に立てることがあればと思い、筆をとらせていただきます。

 娘は3年生の2月に入室しました。最初は楽しく通っていましたが、徐々に溜まる教材、終わりの見えない家庭学習に嫌気が差したようで、手を抜くことを覚えてしまいました。当然成績は安定せず、乱降下を繰り返したまま6年生の夏を迎えました。本人の主体性に任せるべきかとも考えましたが、母親としてどのようにサポートすべきか分からず、悩む日々が続きました。

 娘の目の色が変わってきたのは、秋以降だったと思います(遅)。最後のSOの志望校判定で、初めて第一志望校40%を取ることができました。迎えた本番。鋼のメンタルを発揮し、冷静に臨んだ1月受験校は合格を頂けたものの、2月1日・2日は不合格。「ダメだったー」と携帯を手にする娘の声を聞いて胸が締めつけられましたが、全力を出し切った娘をほめたたえました。繰り上げ合格のご連絡をいただけたのはその10日後のことです。第一報を聞いた娘は、嬉し涙を流していました。

 実際にやって効果があったと感じたサポート方法をご紹介します。

■教材整理…押し入れに押し込まれていた教材(汗)を引っ張り出し、棚に立てて収納し一覧できるようにしました。4科目を色別のシールで分類することで、苦手単元の確認や教材の出し入れが格段にしやすくなりました(私は直前期に慌てて行い、痛い目にあったので授業の度にこまめに整理することをおすすめします…)。

■復習ファイルの作成…娘は算数が大の苦手でした。算数で合否がわかれると考え、授業や過去問で間違えた問題を別ファイルにスクラップし毎朝解き直しをしました。解けるようになった問題は、「できたファイル」としてまとめることで、本人の自信に繋がっていたようです。

■健康管理と体力維持…受験直前は特に早く就寝させ、万全の状態で臨んでもらうよう心がけました。勉強の息抜きにストレッチやサッカーでリフレッシュし、心身のバランスを保つようにしました。

■併願スケジュールの熟考…様々なパターンを考えて、どんな結果でも納得できるようにサピックスの先生や夫、本人と相談を重ねました。志望度が高い場合は、繰り上げ合格の可能性も視野にいれたスケジュール調整をお勧めします。

 最後になりましたが、娘はサピックスが大好きです。3年間、楽しく通えたのも先生方のご指導、共に頑張ってくれた仲間たち、支えてくださった職員の皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。