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学校説明会レポート

学校説明会レポート

森村学園中等部

2026年7月1日(水)

創立者の理念を未来へつなぎ、「森村マインド」を育てる教育プログラムを実践

森村学園は、幕末から明治・大正期にかけて日米貿易の先駆者として活躍した実業家・森村市左衛門によって1910年に創設されました。建学の精神「独立自営」を礎に、市左衛門の人生哲学であった「正直・親切・勤勉」を校訓として受け継ぎ、「挑戦・活躍・貢献する人材の育成」をめざしています。

この日の説明会では、最初に校長の岡真由美先生があいさつに立ち、同校の魅力を「人を大切にし、互いを認め合う環境」「何事にも前向きに挑戦する生徒たちの姿」「森村学園ならではの教育」の三つの視点から紹介しました。そのうえで、「本校では教員と生徒の信頼関係の下、生徒一人ひとりの可能性を引き出す教育を行っています。生徒には『森村マインド』を育み、みずからを磨き、世を動かす力となって、豊かな人生を歩んでほしいと願っています」と語りました。

続いて、入試広報部長の浅沼藍先生が教育内容について説明しました。同校では、「アカデミックマインド」「グローバルマインド」「テクノロジーマインド」の三つで構成する「イノベーションマインド」を教育の柱に据えています。

まず、「アカデミックマインド」の代表的な取り組みは、中等部の3年間を通して、週2時間の連続授業で学ぶ独自教科「ランゲージ・アーツ」です。そこでは欧米の母語教育(言語技術)を土台に、自分の考えを論理的にことばで表現する力を養い、国際標準の言語力を培います。浅沼先生は、テキスト分析やディベートなどの授業に触れ、「こうした学びは英語のライティングやレポート作成、探究活動、大学入試など、さまざまな場面で生かされて、ひいては社会に出てから活きる力につながっていきます」と話しました。

次に、「グローバルマインド」では、中1・2の英語を入学前の英語使用経験に応じた2ルートで展開するほか、オンラインでアメリカの高校卒業資格の取得をめざす、希望制の「US Dual Diploma Program」を導入しています。また、多彩な国際交流の機会も設けており、浅沼先生は「グローバル教育は、英語力の習得だけでなく、異文化理解を深めることを重視しています」と説明しました。

そして、「テクノロジーマインド」の中核となるSTREAM教育では、企業や研究機関と連携したワークショップやフィールドワークを実施しています。今年度は東北大学や海洋研究開発機構(JAMSTEC)とのワークショップをはじめ、最先端の顕微鏡観察技術を体験するプログラムなどを予定しており、理数系の科目への興味・関心を深める機会となっています。

進路・進学指導については、中等部を「進路指導」、高等部を「進学指導」の2段階に分け、大学進学後を見据えたキャリア形成を支援しています。中1では、ソーシャル・アントレプレナーシップ(社会課題の解決をめざす起業家精神)の視点を取り入れた「創立者森村市左衛門研究」に取り組むことも特色の一つです。

今年度からは、これまでの昭和医科大学との高大連携に加え、森村市左衛門ゆかりの日本女子大学や北里大学、森村グループの企業との連携も始まりました。こうした連携は、創立者の理念を未来へつなぐ教育活動として位置づけられており、浅沼先生は「生徒たちに大きな刺激を与え、自分が社会でどのように生きていくのかを考えるきっかけになればと期待しています」と結びました。

2027年度の一般入試では、2月2日午前実施の第2回入試に、新たに英語資格による加点制度を導入します。これは、2科・4科いずれかの入試判定点に、英検®3級相当で5点、準2級相当以上で10点を加点するというものです。詳細な評価基準や判定方法は募集要項で確認してください。