受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

学校説明会レポート

学校説明会レポート

共立女子中学校

2026年6月18日(木)

2027年度入試では、2月3日午後に新たに国・算の2科入試を導入

1886年創立の共立女子職業学校を源流とする共立女子中学高等学校は、「女性の自立と自活」を建学の精神に掲げる女子伝統校です。校名の「共立」は、34名の実業家や教育者らが発起人となって学校を創設したことに由来します。多様な価値観を受け入れ、互いを尊重する校風は創立以来受け継がれています。

説明会の冒頭、校長の景山誠先生は、同校がめざす学校像として「楽しい学校」と「さまざまな体験ができる学校」の二つを挙げました。「本校を志望した理由で最も多いのが、『学校の雰囲気や校風が自分に合っていた』という声です。人は好きだから夢中になれます。その方が高いパフォーマンスを発揮でき、結果としてより成長できます」と話します。授業では生徒同士のディスカッションを積極的に取り入れているとのこと。「自分とは異なる考え方に触れ、『そんな見方もあるのか』と気づく時間はとても刺激的です。おもしろい授業は学校生活を楽しくし、その経験は学習内容とともにしっかりと記憶に残ります」と説明しました。

創立理念については、「本校の創立者たちは、女性が社会で自立・自活できる技能を身につけることをめざしました。これが共立の『実学志向』です。また、他者と協働する力を育てることも大切にしてきました」と説明。1人のリーダーに頼るのではなく、全員がそれぞれの強みを発揮しながら、他者とかかわり、協働して組織を動かしていく、新時代のリーダーシップ「共立リーダーシップ」を通して、リーダーシップを段階的に身につけられるよう工夫しています。

続いて、広報部主任の坂本彩子先生が学校生活について紹介しました。同校は1学年約320名が学ぶ、規模の大きな学校です。この点について坂本先生は「出会いの多い女子校」と表現し、「美術やスポーツ、読書、実験など、生徒が好きなこと、興味のあるものはさまざまです。誰にでも自分らしく過ごせる居場所があり、自分と似た仲間にも、新たなタイプの友人にも出会えます」と話しました。

専任・非常勤を合わせ約170名の教員が生徒を支えていることも特徴です。英語と数学では中1から習熟度別の少人数授業を実施し、一人ひとりの理解度に応じた指導を行っています。理科では中1から実験を数多く取り入れ、基礎からていねいに学びます。その積み重ねもあり、高2では全8クラスのうち3クラスが理系クラスとなっています。

芸術教育も特色の一つです。中1全員が油絵に挑戦するほか、1人1台のMac端末を活用し、CGやアニメーション制作にも取り組みます。また、共立女子大学との中高大連携教育に加え、東邦大学理学部との連携による実験講座やプログラミング講座なども実施しています。

続いて、教務部(探究担当)の金井圭太郎先生が探究学習について説明しました。中1・2では他者と協働するためのコミュニケーション能力を育み、中3では自分の興味・関心を深める探究へと発展させます。中1ではロールプレーを交えながら「良い質問」や「聞き方」を学び、中2では神保町でフィールドワーク、中3では文献調査やインタビューなどを通して探究を深めます。

グローバル教育にも力を入れています。自宅で家庭学習として全学年が対象のオンライン英会話を導入しているほか、「イングリッシュシャワー」「共立タイムズ」の制作、ネイティブ教員が常駐する「ランゲージスクエア」などが特徴的。さらに、6か国10都市から選べる留学・語学研修プログラムも設けています。

最後に、2027年度入試の変更点について説明がありました。2月3日の午後入試では、「英語4技能型」「合科型」を廃止し、新たに国語・算数の2科入試を導入します。また、英検®取得級に応じて最大10点を加点する制度を新たに設けることも紹介されました。