学校説明会レポート
吉祥女子中学校
2026年6月22日(月)
多様性を認め合う自由な校風の下
知的探究心を育み、個性を伸ばす
吉祥女子中学・高等学校は、1938年創立の帝国第一高等女学校を前身とする女子進学校です。「社会に貢献する自立した女性の育成」という建学の精神の下、「知的探究心を育みましょう」「言葉と行動に責任を持ちましょう」「互いの価値観を尊重しましょう」という三つの校是を教育活動の基軸としています。
この日の説明会の冒頭、校長の赤沼一弘先生は、同校の特色として「生徒が学校生活全般に主体的に取り組んでいること」「人との交流を重視していること」を挙げ、自由な教育方針を紹介しました。そして受験生に向け、「模試などで失敗しても、それを成長の糧にして次に生かしていく姿勢が大切です。日々の積み重ねの先に未来があります。まだ受験までに時間があるので、希望を持って1歩ずつ学習に取り組んでください」とエールを送りました。
続いて、広報部部長の杉野荘介先生が学校の教育について説明しました。杉野先生は、同校には「自由闊達な空気」や「多様性を認め合う文化」が根づいていると紹介。「卒業生たちは『ありのままの自分を周囲に認めてもらえる安心感こそ最大の価値だ』と口をそろえます」と語りました。その安心感があるからこそ、生徒たちは学習やクラブ活動、行事運営などに全力で取り組み、次の挑戦へ踏み出せるといいます。また、一つのことに本気で取り組んだ経験は、その後の人生にも影響すると強調しました。
学ぶ楽しさを知る教育を充実させ
文・理・芸術の幅広い進路を実現
「学習にはしっかり取り組むのが当たり前」という空気も同校らしさです。中学3年間は英語・数学の指名制補習を行い、中高合わせて約120講座の夏期講座も開講しています。また、「進路プログラム」では、中1から高3まで学年ごとにテーマを設け、キャリア意識と学びの姿勢を育んでいます。さらに年2回の「教養講座」では、高大連携協定校の教員や各分野の専門家を招き、学問や職業への理解を深めています。高2からは文系・理系・芸術系(美術)の3コースに分かれ、近年は理系志望の生徒が増えているそうです。
最後に、国際交流担当の橋口勝代先生が国際理解教育について説明しました。同校ではオーストラリアセミナーやアジア研修ツアー、1年留学など希望制の海外プログラムを実施しています。なかでも高1で行うカナダ研修ツアーは、例年、学年の約9割が参加する人気のプログラムです。橋口先生は、「海外で活躍する卒業生との交流も活発で、卒業生による事業を通してグローバル人材が育つスパイラルができています。興味がある方はぜひ本校へ」と呼び掛け、説明会を締めくくりました。

武蔵野市の閑静な住宅街の一角にあるキャンパス。8万冊以上を所蔵する図書館、四つの実験室、メニューが豊富なカフェテリアなど、施設も充実しています