学校説明会レポート
攻玉社中学校
2026年6月23日(火)
誠意・礼譲・質実剛健の校訓の下
人間性豊かな攻玉社男子を育成
明治六大教育者の一人・近藤真琴が1863年に創設した蘭学塾を前身とする攻玉社中学校・高等学校は、毎年、多数の難関大学合格者を輩出する男子進学校です。きめ細かな学習指導と道徳教育を通して、高い知性と豊かな人間性を備えた人材の育成に努めています。
この日の説明会では、冒頭、校長の藤田陽一先生があいさつに立ちました。藤田先生によると、校名の「攻玉社」は、中国の古典『詩経』の一節「他山の石以て玉を攻(みが)くべし」に由来するそうです。「校名には、周りから刺激を受け、互いに切磋琢磨しながら成長する生徒が集まる場、という意味があります。生徒には『攻玉社男子』として、たくましさのなかに優しさを持ち合わせた青年に成長してほしいと願っています」と述べました。
続いて、広報企画部長の舘山圭一先生が教育内容について説明しました。舘山先生は「攻くべき『玉』とは人間性と知性です。本校では『人を育てること』を何より大切にしています」と話し、その基盤となる校訓「誠意・礼譲・質実剛健」を紹介。「誠意」は自他に真摯に向き合い自身の言動に責任を持つこと、「礼譲」は多様性を尊重し、他者と協調する姿勢、「質実剛健」は飾らない人柄としなやかで強い精神力を意味すると説明しました。
成長段階に応じた3ステージ制で
希望進路の実現をサポート
同校では、中高6年間を2年ごとの3段階に分けた「3ステージプログラム」を実践しています。中1・2は「生活・学習の定着」、中3・高1は「探究学習・キャリア教育」、高2・3は「自律と協調・自己実現」をテーマに教育活動を展開。中学入学時は一般学級5クラス、国際学級1クラスの6クラス編成で、中3で選抜クラスを設置し、高1では国際学級と一般学級が合流します。高2・3は希望進路に応じて文Ⅰ・Ⅱ、理Ⅰ・Ⅱの4コース8クラスに分かれ、少人数制できめ細かく指導します。
また、中学では、定期試験の成績不振者を対象に英語・数学・国語の指名制補習を実施するほか、希望者向けの特別講習も開講しています。こうした学習支援の結果、2026年春は既卒生を含め東京大学に15名、国公立大学・私立大学の医学部医学科に46名が合格。現役卒業者の約52%が国公立大学、早慶上理、私立大学の医学部医学科のいずれかに進学したそうです。
最後に2027年度入試について説明がありました。これまで第1回・第2回入試の同時出願者を対象に設けていた加点制度は廃止し、繰り上げ合格の対象者は複数回受験者のみとなるとのこと。また、国際学級入試では試験日が1月5日に変更されるほか、国算受験の面接が廃止され、作文の提出も不要となるなど、複数の変更点があります。詳細は学校ホームページでご確認ください。

東急目黒線「不動前」駅から徒歩1分の好立地。部活動が盛んで、屋内運動場や室内温水プール、トレーニングルームなど充実した運動施設がそろっています