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学校説明会レポート

学校説明会レポート

栄東中学校

2026年6月30日(火)

アクティブ・ラーニングを通して確かな学力を定着させ、豊かな人間形成を育む

栄東中学・高等学校は、確かな学力形成と豊かな人間形成の両立をめざす進学校です。難関国公立大学や医歯薬系学部への高い進学実績を誇り、今春は国公立大学に182名(うち東京大学12名)、早慶上理に566名、医学部医学科に104名が合格しました。また、各教科の授業や総合的な学習の時間などで、アクティブ・ラーニング(AL)を積極的に取り入れていることも特色です。

この日、あいさつに立った校長の田中淳子先生は、最初に、次のようなエピソードを紹介しました。「数年前、ニューヨークの空港で本校を卒業した大学生のグループと偶然再会し、彼らの希望でGoogle社を訪問しました。そこで、1人がGoogle社の役員にアルバイトを申し出て、採用されました。現在、彼は新聞記者として活躍しており、『当時の経験が今に生きている』と語っていました。こうした出会いや挑戦、経験こそが、将来の生きる力となるのです」と話しました。

さらに、「小学生のうちは、焦って、塾などで英語を学ぶ必要はありません。思考の土台となる国語と算数をしっかり学ぶことが大切です。英語は中学入学後に段階的に学び、自分の意見を表現する力を育てれば十分に伸びます」と、小学校段階では、基礎学力が何より重要だと強調しました。

続いて、中学と高校では勉強と水泳部の活動を両立し、大阪大学に進学した、同校OBの中道理央先生が登壇。東京ドーム約1.5倍の敷地に広がる校内施設や給食、模擬選挙や株式学習といったALの取り組み、クラブ活動や学校行事などについて説明しました。中道先生は「本校には中高合わせて約2500名の生徒が在籍しています。考え方や『やりたいこと』も2500通りですが、教員も伴走して、一人ひとりを応援するところが本校の良さだと思います」と語りました。

続いて、入試広報センターの稲田昭彦先生が教育全般について説明しました。まず紹介したのは、昨春完成したラーニングコモンズです。「食堂でありながら、放課後は友だちと雑談したり、先生に質問したり、お茶を飲みながら勉強したりできます。プレゼンテーションやグループ学習に使える席もあり、幅広い学びに活用しています」と、その役割を説明しました。

部活動が盛んなことも同校の魅力です。水泳部やアーチェリー部、囲碁将棋部が全国大会で活躍しているほか、テレビのクイズ番組にたびたび出場するクイズ研究部、最近、部員数を増やしている鉄道研究部や理科研究部など、たくさんのクラブがあります。

学習面では、基礎学力の定着を図ったうえで、課題研究やグループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなどのアクティブ・ラーニングを用意しています。たとえば、中2の「校外AL」では、事前学習を行ったうえで京都を訪れ、歴史や文化を学ぶとともに、留学生への観光案内にも挑戦します。また、卒業生や保護者から、職業について話を聞く「ジョブ・コンテンツ」や、それを基に「20年後の履歴書」を作成する「キャリアAL」など、多彩なプログラムも展開しています。稲田先生は「卒業生とのつながりが強いところも本校の自慢です。医師や公認会計士、テレビ局員、弁護士など、本当にさまざまな職業の卒業生がおり、みんな喜んで協力してくれます」と話しました。

クラス編成についても説明がありました。中学3年間は入学試験の成績に応じて「東大クラス」と「難関大クラス」に分かれます。進度は同じですが、学びの深さに違いがあり、年間成績によっては進級時に、難関大クラスから東大クラスへ移ることも可能です。

最後に、2027年度入試の変更点が説明されました。まず、1月11日のⅡ入試では、これまで「難関大クラス」のみでしたが、2027年度は「東大クラス」の選抜も行います。また、1月12日「東大特待」の「算数1科」は「算数重視型」に変更となり、算数300点、国語150点の計450点満点で判定されます。詳細は学校ホームページでご確認ください。