学校説明会レポート
青山学院中等部
2026年7月10日(金)
キリスト教に基づく人間教育を実践し未来を拓く「サーバント・リーダー」を育成
明治初期に米国メソジスト派の宣教師が創立した三つの学校を源流としている青山学院。幼稚園から大学・大学院までの一貫教育の下、キリスト教の教えに基づく全人教育を実践し、社会に貢献して未来を拓く「サーバント・リーダー」の育成に努めています。
この日の説明会では、冒頭、中等部長の渡辺健先生が、スクールモットー「地の塩、世の光」について説明しました。「塩や光が生命に欠かせないものであるように、生徒が他者や社会にとってかけがえのない存在になってほしいという思いが込められています」と話します。
その実現に向け、中等部では四つの柱から成る教育を展開しています。一つ目は「キリスト教教育」です。毎朝15分間の礼拝や週1回の聖書の授業、バイブルキャンプ、季節ごとの宗教行事を通して愛と奉仕の精神を育み、神から授かった賜物(才能)を生かしながら、競争より協力を重んじる姿勢を養います。二つ目は「先端科学教育」で、「先端科学の知識と知恵の追求」「科学的方法の習得」「次世代につなぐ知識の活用と行動」を大切にした授業を展開しています。三つ目の「想像&創造教育」では、「若い時から本物を存分に」をモットーに、芸術鑑賞や沖縄での平和学習などを通して柔軟な発想力を育てます。そして、四つ目の「国際教育」では、アジア各国との学校交流や海外研修を実施し、グローバルな視野を養っています。
「次世代型教科センター方式」により知的好奇心を刺激して自主性を養う
続いて、広報委員長の小川広記先生が、中等部ならではの学びについて紹介しました。同校では、すべての教科に専用ゾーンを設けた「次世代型教科センター方式」を採用しています。教室や準備室に加え、隣接する「メディアスペース」には関連図書や映像資料を配置し、調べ学習や発表、討論など幅広い学習に活用しています。
小川先生は、「遺跡などの歴史資料を展示したり、カブトムシの飼育室やビオトープを設けたりするなど、美術館や博物館に近い内容の教科もあります。体験的な学びを通して、各教科への興味や知的好奇心を高めています」と説明しました。生徒の作品や課題も展示され、生徒がほかの生徒の学び方や考え方に触れる場にもなっているそうです。
中3では週2コマの選択授業を設け、20以上の講座から希望する講座を選び、履修します。韓国語や発展的な理科実験、暗号など、教科の枠を超えたユニークな講座も人気です。
また、大学と連携した学びも特色の一つです。大学生が放課後の学習を支援する「スタディルーム」、留学生と外国語で交流する「チャットルーム」、ものづくりを通して学ぶ「青学つくまなラボ」など、大学が併設されている環境を生かした取り組みが行われています。
中等部には約800人を収容する礼拝堂や、約3万4000冊を所蔵するメディアセンターなどがあります