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最新中学入試情報
進学校 ▶ 麻布中学校
最後まであきらめない強い心
H.Kさん ●お子さんの名前 Hさん
受験本番前は、体調に気を付けるのは、当然のことです。それでも、直前に具合が悪くなってしまうことがありえます。我が家が、正にそうでした。もしかしたら、来年にもそういうご家庭があるかも知れません。その時の一助となればと思い、一例としてご報告いたします。
1月31日、昼12時ごろに息子が発熱しました。その前日から、風邪っぽいと本人が話していて、嫌な予感はしていました。なんとか無事に本番を迎えてほしい!と願っていたのですが、発熱してしまったのです。
すぐに薬を飲ませて寝かせましたが、午後には高熱が出て、夕食も食べられず、本人は非常につらそうでした。一晩中、氷枕を夫婦で取り換えながら、まんじりともせず、当日の朝を迎えてしまいました。
2月1日、午前6時の体温は37.6℃、歩くのもやっとで、試験会場までも行けるかどうか、という状況でした。それでも、日課の算数基礎トレをやってみたら10点。まだ頭は動いていると望みを捨てず受験することにしました。当初の予定では、徒歩で中学に向かうつもりでしたが、ギリギリまで家で休み、タクシーで向かうことにしました。本当はタクシーで来校してはいけないので、校門から100メートル手前で途中下車して、徒歩で向かいました。
事務所で、体調不良と申告したところ、保健室に案内され、問診を受けました。「試験を受けさせてもらえないのではないか?」という不安でいっぱいだったのですが、中学の先生方には非常に丁寧に対応していただきました。保健室で検温した時には37.3℃まで熱は下がり、本人も少し楽になっていたようでした。無事?に、体調不良者用の別室で試験は受けられることになりましたが、容体が急に悪化した時に備えて、私は控室にずっと待機していました。
息子の体調が心配であり、万全の体制を整えてあげられなかったことを悔やむ気持ちもあり、待っている間、大変気疲れしました。しかし、試験時間中に呼び出されることもなく、無事に試験は終了することが出来たようで、予定時刻過ぎに息子は退出して来ました。
そのころには、すっかり元気になっていたので、予定通りに巣鴨中学の算数選抜を受けに行き、その夜に合格したことが分かりましたので、ゆっくり休むことが出来ました。
2月3日、もう体調は完全に回復しており、筑波大学附属中学校を受験しました。15時の麻布中学の合格発表を見て、家族全員で結果を大いに喜び合いました。この試練を越えた息子が誇らしく、感無量でした。
幸いにして我が家では最高の結果が得られましたが、直前の体調不良を乗り越えるために大事なことは、①不調でも合格できる学力を地道に積み重ねておくこと。②体調不良に対する治療を迅速に行うこと。③最後まであきらめないこと。が重要であったと思えました。これから受験するSAPIXの後輩の皆さんも最後まで頑張ってください。応援しております。
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