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娘を信じて、無理をさせない ~3つの気づき~
A.Fさん ●お子さんの名前 Mさん
最後の1年での親としての受験に対する取り組みは、とにかく「娘を信じる」、「無理をさせない」ことでした。この2つが娘のパフォーマンスを最大限に引き出すと信じ、親はサポートに徹するしかないと決めました。この「想い」にたどり着いた理由は3つあります。
1つ目は、「子どもは親の思い通りにはできない」との気づきです。合格を勝ち取るためには、PDCAの質を高めることが大切と考え、3年生の入室から父親として娘に厳しく接していました。特に年中から続けていた公文で既に中学3年生レベルに達し、得意だったはずの算数ですが、4年生を過ぎるとミスが目立ち始めました。そのたびに、「なんでこんな簡単なミスするの?」「計画通りやりなさい!」「こんな成績しか取れないならSAPIXやめるか?」と厳しい言葉をかけてしまいました。1年も経たないうちに、妻から私の接し方について厳しくとがめられ、私が反省した時には、勉強に関する父親の言葉は聞きたくない、算数も大嫌い、テストのたびに怒られるのではないかと恐怖状態になってしまいました。5年生から母親中心でサポートを行うことにしましたが、受験直前までこの時の対応の影響で算数に苦しむことになりました。
2つ目は、健康が一番大切との気づきです。体調との闘いは4年間ずっと続きました。最後の1年間は1月、3月、5月、12月の計4回も大きな体調不良を経験しました。その時期は2週間ほど勉強が進められず、本当につらい期間でしたが、妻が一生懸命に料理やアロマ、サプリでサポートし、大好きな小学校もしんどければ睡眠時間確保のために午前は休むなどの工夫をしながら、なんとか最後は最高の体調で受験を迎えることができました。小学生は大人と違って受験だからといって無理がきかないことを学びました。
3つ目は、最後は娘を信じるしかないとの気づきです。1つ目の気づきで記したように、最後の最後まで算数の点数が上がってきませんでした。そうした中でも娘は算数を諦めたくないと言って、いつも後回しにしていた基礎トレを繰り返し、土特のプリントの応用問題や過去問を使って算数対策をやり続け、質問教室にも自分からほぼ毎回通っていました。その姿を見て親はもう何も言わず、ただ娘とSAPIXを信じてサポートするのみでした。
このように中学受験は大変なことも多かったですが、多くの気づきが得られ、親子夫婦の絆を深めてくれた機会でもありました。今では食卓で受験についての出来事を笑い話として振り返っています。
最後に先生方に心より感謝申し上げます。いつも温かく迎えてくださり、楽しい授業でモチベーションを保ち続けてくださったおかげで、娘は一度も塾をやめたいとは言いませんでした。特に質問教室は毎回のように活用させていただき、第一志望校合格への大きな力になりました。本当にありがとうございました。
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