受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 青山学院中等部

中学受験、万歳!

Y.Yさん お子さんの名前 Rさん

 息子は幼少期からまわりの子より少し幼かったため、はじめは中学受験には向いていないかもと思いながらも小3よりSAPIXに通いはじめました。しかし今受験を振り返って思うのは、脳の成長が早い子はもちろんですが、幼い子もSAPIXや中学受験が向いているのではないかという事です。
 受験期になると学習内容の難易度も上がり、学校と塾と大量の復習、特に小6後半はSSと過去問も加わり、私自身高校や大学受験でもこんなにハードなスケジュールを経験した事は一度もなく、一体どうすればこのスケジュールをこなす事ができるのだろうと悩みながら、勉強はSAPIXの先生方にお任せして、とにかく日々のスケジュール管理と教材整理と生活のサポートに徹しました。しかしながら超マイペースな息子にスケジュール通りに行動するよう強いる事が大変で、私が心折れそうになった事もありましたが、一番大変な息子当人が頑張りたいと言い続け、その言葉に後押しされて最後まで見守る事ができました。
 受験直前期は生活を一転させ、健康管理を一番優先し、学校はお休みをいただいて、免疫サプリを飲み、毎日散歩をし、8時間睡眠をとるようにしました。心のケアもしなければと構えていたのですが、SAPIXの授業でリフレッシュできたおかげもあり、マイペースで楽観的な息子は受験が近づくほど逆に明るくなり、それが功を奏したのか、四校受験中三校から合格をいただき、特にプチサンデーショックの影響で倍率が跳ね上がってしまった青山学院に合格をいただいた時は、親子で人生で一番といっていいほど喜びあいました。
 我が家は大学までの一貫教育校を受験したため、おそらく今回で学校の受験は終わりとなりますが、今振り返ってみると、親子共々、また受験したい思うほど受験というビッグイベントを楽しむ事ができました。そして、親子の絆も深まり、親も成長でき、何より息子がこの三年でとても成長したと思います。幼いからこそ大人の言う事や学びを素直に純粋に受け止める事ができ、自立を促すSAPIXの教育方針のおかげで自分で考えて行動するようにもなり、結果この三年でいい方向にぐっと成長でき、SAPIXで学び、中学受験をして本当に良かったと思います。
 息子にはこの中学受験で得た大切な宝物の数々を武器にして、今後はstudyではなくlearnの学びを全力でしてもらい、どんな社会になっても貢献できる人間に成長してほしいと願います。
 最後になりますが、SAPIXの先生方には親子共々親身にご指導ご鞭撻いただき、心より感謝しております。SAPIXに通い中学受験をして本当に良かったと思います。中学受験、万歳!

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