受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 慶應義塾中等部

山あり谷あり、よく乗り越えた

A.Tさん お子さんの名前 Kさん

 息子は新小学4年生からサピックスに通い始めました。3年間、よく頑張ったと思います。その間、いつも順調だったわけではなく、山あり、谷ありでした。勉強する気にならず、テスト当日に受けるのをやめてしまったこともありました。過去問でうまく結果を出せず、落ち込んだこともありました。それでも、どうにか勉強を続け、中学受験にチャレンジすることができ、結果、志望校にも合格することができて本当に良かったです。

 サピックスの先生方の授業は面白く、教材もよくできていて、信じて頑張れば間違いないと思います。課題をこなしていくことが大変なこともありましたが、多少できない部分があったとしても目の前の勉強を続けることが大事だと思います。毎週のデイリーチェックテスト対策の勉強をコツコツ続けることが力になります。
 また校舎責任者の先生に志望校の選定で大変有用なアドバイスをいただき、感謝しております。具体的には2日午後までに1校は合格できるように受験校を組むということです。この合格は実際に救いとなりました。

 我が家の入試は1日の午前も午後も不合格という辛いスタートでした。午前の受験校は本人の志望校、午後の受験校は安全校のはずでした。息子が3日の午後に1日の不合格を知り、黙ってポロポロと涙を流す姿を見て、私たち親も涙をこらえて励ますのに必死でした。
 でも3日の午前の受験が終わるまで本人には合否は伝えないことにしていたのが良かったと思います。3日の志望校の一次試験に合格することができていたのです。また、2日の別の安全校に合格がもらえていたことも心の支えとなりました。まさに校舎責任者の先生のアドバイス通りでした。そして、どうにか気持ちを立て直し、5日の二次試験に挑戦し、慶應中等部に合格することができました。

 前半に1校でも合格をもらえるよう受験校を組むこと、受験する学校はどこの学校もいいねと伝えておくこと、そして最後まであきらめないことが大事だと思います。

 不合格の経験は辛かったと思いますが、うまくいかなかった時の人の気持ちを知ることができたのは大きな成長だと思います。中学生の姉も心配して息子の好きなドーナツを買ってきてくれ、夫も落ち込む息子の背中に手を当て寄り添い、家族みんなで応援できたと思います。そして最後には志望校に合格することができ本当に良かったです。最後まであきらめずによく頑張ったと思います。息子の喜ぶ姿、笑顔は忘れません。

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