受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 慶應義塾中等部

息子の成長と自立 ~親子で三人四脚~

N.Kさん お子さんの名前 Sさん

 受験をするにあたり圧倒的な実績と指導力、テキストの質が評判であるサピックスは一択でした。質の高い授業、個性的で楽しい先生方の授業のおかげでとても楽しく通っていました。家でその日に習った内容や先生との会話など、とても楽しそうに話してアウトプットしているようでした。息子は先生の脱線話が好きで、経験話や生きた知識などが模試で役立ったようです。
 夏期講習以降は猛スピードで走り続け、あっという間に入試当日を迎えました。
 SSでは丸1日授業を集中して受けているので帰宅後はくたくたに疲れていましたし、家ではその復習、過去問への取り組みなどで1分たりとも時間を無駄にできない為、その日その日にやるべき課題をスケジュールし、こなしていきました。抜け落ちていた知識を埋めていく作業をし、1点でも落とせない・1点でも取る、といった気持ちでどんどん力をつけていきました。
 9月からは過去問に取り組みますが、最初は合格最低点に届かず焦りが出ましたが、10月、11月になるとどんどん点数が上がっていき本人も自信がついていったように思います。
 直前期の12月と1月は、その日にやるべきことを自ら判断し課題に取り組んでいました。過去問で間違えた問題の解きなおし、理科コアプラス、言葉ナビ、頂いた慶應対策プリントは間違えた問は確実にモノにするよう徹底しました。データバンク、理科の生物や植物の暗記カード、食事中やふとした時に出題してしっかり把握しているか確認をしていきました。そのおかげで入試直前まで力がつき続けるということが実感でき、安心して本番を迎えられました。
 何か強みがあるのはとても有利でした。幼い頃からの読書のおかげで語彙力や速読は訓練などせず自然に身についていたおかげで国語は過去問では100点、模試ではかなりの上位を取ったこともありました。その分算数の苦手分野や理科・社会の知識や暗記などに時間を費やすことが出来ました。
 つい出来なかったところや偏差値、得点に一喜一憂してしまいがちですが、まずは出来ている部分を褒めて自信を付けさせやる気を促し、努力を認め合格するイメージを持つように心がけました。
 我が家は夫が勉強を教えることに徹底し、私は日々のメンタル面や身の回りのサポートをして家族一丸で第一志望合格を手にすることが出来ました。受験を通して息子の意志の強さ、努力を惜しまず目標に向かって最後までやり遂げる強い精神力がわかりました。親が思っていた以上に力をつけ、今後の自分の人生を深く考えるきっかけにもなった中学受験でした。今後このように親子で何かひとつの事に向かって一緒に時間を過ごすことはそうあることではないと思います。この3年間はとても貴重で大事な時間となりました。
 先生方、本当にありがとうございました。

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