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進学校 ▶ 渋谷教育学園幕張中学校
志望校を早めに固めること
I.Kさん ●お子さんの名前 Aさん
早めに志望校をイメージできると、受験の負担は軽減されると思います。三歳年上の娘も今回受験した息子も、初めて文化祭を見に行った学校が最後まで第一志望の学校でした。我が子の性格を考えて、気に入るのではないか、ここに通うためなら長い受験勉強を頑張れるのではないかという学校を調べ、最初に文化祭に連れて行きました。そしてその後はできるだけ多くの学校を訪問し、子どもに比較してもらいながら志望順位を固めていきました。我が家の子がたまたまだったのかもしれませんが、刷り込みのようなことも考えられるので、学校を見に行く順序も考慮に入れた方がよいような気がします。また、直前期になって急に志望校を変更するといったことにならないよう、駅から学校まで距離があること、土曜日も毎週授業があることなど、息子がマイナスに感じる可能性がある情報は少しずつ伝えて、気持ちを確認しました。
通っている校舎で小6になってから第一志望校の対策をしていただける場合にはサピックスにお任せすることで大丈夫だと思いますが、息子が通っている校舎では渋幕コースが設置されないことが想定されたので、小4や小5のうちから志望校に向けた意識づけを行うようにしました。
その際に参考になったのは、渋幕に合格した親子の体験記です。とりわけ渋幕の問題と正面から向き合い続けたお子さんたちの受験体験記は大変勉強になりました。
具体的には、国語では文学作品からも出題されるため、夏目漱石等の小説を親子で五ページずつ交互に音読するなど少しでも慣れるようにしました。また、子ども向けの文学史の本を購入し、文学史に関する問題に対応できるようにしました。算数では、渋幕の頻出分野を伝え、サピックスの授業で分からないことがあれば復習し苦手意識を持つことのないようにしました。
直前期においては、算数では、復習に力を入れるよりは新規の問題を解き、初見問題に対する感覚が衰えないように気をつけました。理社では知識問題の比重が低いため、コアプラスをやりこむことをせずに、記述対策を優先しました。姉の時は、10年分の過去問、1年分の基礎トレ、コアプラスをすべて正答できるまで何度も復習したので、志望校や子どもの性格によって、勉強の内容は大きく変わってくるのだと思います。
このように書いていくと、いかにも親がうまく息子を導いたように受け取られるかもしれません。ただ、この体験記を書くに当たって、父から言われて印象的だった声掛けはあるか息子に尋ねてみたところ、「何にも覚えていない」との返答でした。親が思っているより子どもは受験を自分事としてとらえていて、親の言うことなど聞き流しているのであり、親が受験に与える影響などほとんどないのかもしれません。ですが、息子と向き合い対話を重ねることによって、親子が同じ方向を向いて歩むことができただけでも無駄ではなかったような気がしています。
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