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進学校 ▶ 横浜共立学園中学校
大相撲に支えられた中学受験
S.Nさん ●お子さんの名前 Mさん
小学3年生までは、公立の中高一貫校への進学を検討していた。しかし、近江神宮を訪れたことをきっかけに競技かるたを始め、競技かるたの強い学校への進学を希望し、私立中学校を受験することにした。
ところが、塾に通い始めると練習不足で実力が落ち、「本当に競技かるたを志望しているのかな?」と疑問を抱くように。それまではかるた部のある学校を中心に探していたが、改めて幅広く学校を調べることにした。学校説明会で「新しい部活を作れるか」と質問すると、「増やさない」「設立可能」など学校ごとに対応が異なった。
小学4年生ごろから大相撲観戦にもハマった。国技館へ行ったのを機に、歴史の単語帳ではなく力士の単語帳を作り、「相撲を軸に志望校を選ぶのもいいかもしれない」と考えるようになった。
例えば、国技館の隣にある学校なら毎日両国へ通える。大相撲協会とコラボする大学の附属中ならボランティアで国技館に行ける。学校所在地が好きな力士の名前と同じだったり、大学の相撲部が強い附属中なら応援できるかもしれない。こうした観点で親がいくつかの学校を提案すると、「どれもいいな」と迷うようになった。
しかし、候補を挙げるうちに混乱してきたため、親子で学校選びの条件を整理し、採点方式で比較することにした。項目は「市内かどうか」「通学手段」「週5日制か6日制か」「かるた部の有無」「制服の好み」「通学路が平坦か」など。
親と子、それぞれが独自に採点したところ、偶然にも同じ学校が高得点を獲得。逆に、受験のきっかけとなった学校は意外にも低い点数だった。これには本人も驚き、その結果をもとに出願先を決定した。
ピアノは小学6年生の7月まで続けた。発表会で失敗したことがなく、本番に強いタイプだったため、受験も大丈夫だろうと確信していた。本人も「緊張は全くしない」と言っていた。
しかし、年明けから思わぬ試練が。正月特訓の初日、息苦しさを訴えて早退した。肺炎を疑い病院で診てもらったが異常なし。度々発作が起こるため、ライブ配信授業に切り替えた。
ちょうど1月は大相撲の初場所の時期。元気づけようと国技館へ3回足を運び、力士からパワーをもらった。応援する力士が横綱に昇進し、奉納土俵入りがあったが、受験を優先し諦めた。
相撲のおかげで体調は回復し、前日には塾の先生から激励の電話をもらった。その際も「緊張しない」と伝えると、「少しは緊張して!」と言われるほど、いつものペースで本番を迎えられた。
そして、本命の学校の国語の試験で、サピックスの授業で扱った文章が出題されたと知り、「3年間頑張ってきた甲斐があったなぁ」と感じた。
憧れの学校で過ごすこれからの6年間、自分の「好き」を軸に、さらにその先の進路も切り拓いていってほしい。
2025年度中学入試 受験体験記 |
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