中学受験は家族全員の戦いです。お父さんの経済力＋お母さんの我慢＋子どもの学力＝最終的な結果です。子どもの精神的な成熟と意欲は重要です。心から受験の大事さを理解しない限り、学習効率の向上が難しい。親がどれだけ不安を抱えていても、子どもの代わりに勉強することはできません。
　ただ、中学受験が子供の小学校６年生の生活のすべてではありません。子供の興味や趣味はもちろん、スポーツの時間、読書の時間、休憩時間も大事です。勉強は退屈なので、毎日勉強だけでは最後まで続けられないと思います。受験には体力が必要で、適切な運動は非常に大事だと思います。我が家は６年生の夏休みまで水泳とテニスを続けました。また、読書が好きな子は、勉強以外にいっぱい読書してください。我が家は読書が好きではないため、国語の成績は４教科の中で一番ダメな科目でした。読書は量を積み上げると、国語の成績は自然に上がると思います。
　心の中に夢があるからこそ、それは実現できるのです。志望校が決まったら、それを書いて家の目立つ場所に貼ると、怠けている子どもたちを刺激することができます。
　志望校選びも非常に大事だと思います。子供の意見を尊重するのは必要ですが、すべて子供で決めるのも危険だと思います。家からの距離も非常に大事だと思います。そもそも距離的に無理な学校については、早めに除外した方がいいと思います。また、チャレンジ校、滑り止め校を含めて、すべての受験パターンを事前に考慮した方がいいと思います。我が家は十数個の受験パターンを事前に準備しました。それ以外に、現在の中学受験では学校によっては様々な受験方法を用意しています。特に英語検定３級以上の場合は、優遇措置がある学校がたくさんあります。その辺を事前に情報収集することも大事だと思います。可能であれば、小学校のうちに英検_®資格を取ったほうがいいと思います。娘は最終的に英検_®資格のお陰で第一志望校に合格しました。
　質問教室を最大限に活用してください。６年生の夏期講習が終わると、娘は毎週質問教室に行ってました。先生のマンツーマンでの解説のほうが理解が深まります。同時に、先生も子供たちを理解し、面談の際により正確に提案してくれると思います。
　最後にはなりますが、いつも相談にのってくれたＳＡＰＩＸの先生方、夜遅くまで見守ってくださった警備員の方々、受付の方々に心から感謝しています。このおかげで娘が志望校の山脇学園に合格することができました。本当にありがとうございました。