受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

あきらめない心、最後まで自分を信じて

K.Iさん

 三年生の夏からサピックスに通い始め、最初はトップのクラスでしたが、学年が上がり人数も増えたこともあり、六年生で最上位クラスに行けたのは数回程度でした。それでもぼくは、自由な校風である麻布中学校への憧れを抱き続け、自分なりに頑張ってきました。
 1月の受験では合格したものの希望のコースに1点差で届かず、ここでようやく「このままではいけない」という危機感が生まれました。その危機感から自分自身のスイッチが入り、「あと10日我慢して受験を乗り切れば、いくらでもゲームができる」と自分に言い聞かせて、ゲームをやめました。その後、僕はいまだかつてないほど集中して記述対策や国語の語彙力完成プリントに取り組みました。その結果、第一志望である麻布中学校に合格することができました。
 受験の勝因は、①SSの授業中は特に集中して理解に努めたことと、②記述を実際に書いてみて先生に添削してもらったことだと思います。また、試験前日には配点を確認し得点イメージを持つこと、添削提出後の先生のアドバイスを見返すことを必ず行いました。当日の休み時間には次の科目の知識を詰め込むことが重要です。Bタイプの学校においても国語は漢字の要の今まで自分ができなかったところを確認しました。社会は自分が受験する年の時事問題や過去の出来事などを専用ノートに書き入れ、チェックしました。机の脚の高さを調節するための段ボール、小腹がすいた際の軽食、寒い席だった場合の追加のカイロも必須アイテムです。僕の場合は全部役に立ちました。
 受験の際に友達と話してしまうと緊張感が消えてしまい油断してしまうため、話さないほうが良いです。しかし、みんな一緒に戦っているという意識は大きな自信や安心感につながります。
 受験を経験し、最後まで諦めずに努力することの大切さを学びました。来年受験する皆さんも、自分を信じて頑張ってください。応援しています。

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