題名をパッと見て、「あ、この人調子乗ってる」とか「うわー、ナルシストだ。鼻につくなー」と思って飛ばそうとした方がいる気がしますが、そんな方にこそ読んでほしいです。僕は、中学受験においての様々な意味で、「自分を最強だと思う」ということが大切だと感じたんです。当たり前ですが「自分を過信しろ」とは言ってません。
　ＳＡＰＩＸに入ったのは４年生の最初からです。楽しくやっていましたが、６年生の後期になりＳＳ特訓が始まると一変しました。志望校別のクラスで、周りが算数ができる子ばかりで、算数が苦手な僕は、なかなかついていけずに、気が滅入ってしまいました。そこからやる気を出せたのは、もちろん家族や先生方の励ましや、友人関係があったからというのは大前提です。
　ただ、ここで「自分を最強だと思う」ことの１つ目の意味が活かされました。それは、自信を持つこと。常識かもしれませんが、意外に難しいことだと思います。僕の場合、得意な国語でモチベーションを保ちました。自分の少しでも得意なことから自信につなげていけば良いと思います。さらに、このことは受験本番でも活かされます。当然のことながら本番は緊張します。その緊張を少しでもやわらげて、実力を発揮することに大いに役立ちます。
　そして２つ目の意味。それは自分に誇りを持つこと。１つ目とはちょっと違います。これは合格発表の時でした。僕は「合格」の２文字を見た瞬間、あまり実感がわかず、夢の中にでもいるようなふわふわした気分でした。それが今合格の喜びを存分にかみしめることができているのは、自分を自分で褒めてあげられたからだと思います。
　このうっとうしい文章をここまで読んだ受験生のあなたは今「最強」です。頑張ってください。
　最後に、今までお世話になった家族、友達、先生方、受付の方、警備員の方…、ありがとうございました！