ぼくは、海城中学に合格しましたが、そこまでの長い道のりはとても大変なものでした。四年生の時にサピックスに転塾して、通っていた校舎の一番上のコースで順調に進んでいて、組分けで銀メダルをもらったり、表彰状をもらったりするほどでした。
　しかし、五年生になったとたんに勉強が難しくなり、やる気も出ず、ついていけなくなってしまい勉強をサボってしまいました。親とけんかをしながらも最低限の勉強だけはやっていましたが成績も落ち、コースも下がってしまいました。サピックスをやめようかとも思ったけれどなんとかふんばり、がんばりました。
　そして六年生になりましたが、五年生の時にサボった分をとり返すのが難しく、絶対にサボらない方が良いという事を経験しました。夏期講習はやり残した教材も多かったですが乗り切り、一月をむかえました。
　一月に入ってから父のやる気が入り、苦手単元だった速さを、たくさん問題を解くことで克服しました。また、一月入試は栄東Ａ日程と東大特待を受けて両方とも合格をつかみ、自信をつけました。東大特待の前日はおなかが痛くなり、どうしようかと思いましたが無事に受けられてよかったです。
　二月の本番ではあまり緊張せずに試験を終える事ができました。試験の間の軽食はラムネやグミが食べやすかったです。
　サピックスの先生たちが最後まで見守ってくださり、激励電話やアドバイスをこまめにしてくれた事もうれしかったです。つらいと思いますが、志望校に向けてがんばってください。海城で待ってます!!