僕がサピックスに入室したのは４年生の５月。最初は中堅校に受かっとけばいいかなといった軽い気持ちで始めましたが、部活上の理由で５年生の後半に駒場東邦中学校に行きたいと僕が言い出し、駒場東邦への道が始まりました。
　最初の道はとても厳しいものでした。駒東は国語でたくさんの記述があり、苦労したのがまずそこですね。そして受験勉強の中で一番苦労したといってもいい算数。問題が複雑すぎたり、ケアレスミスをしたりして思うように得点できず、受験をやめたいと思う時もありました。そこでこれから受験をされる方々に一番に信頼してほしいのは、サピックスの先生方です。実際、親が自分のケアレスミスが直らない、と何度も先生に相談したことがありました（笑）。そのおかげで、僕のケアレスミスは少しずつ０に近づき、記述力も格段にアップしました。そして他校の受験を通して受かったら純粋に喜び、残念だったら自分の悪かったと思うところを次に生かしたりして、受験直前にも力を伸ばしていきました。
　そして２月１日本番、ケアレスミスをなくした、書き間違いがなくなったなどといったことが積み重なり、ぼくは第一志望校である駒場東邦中学校に合格することが出来ました。
　僕がこの受験生活で皆さんに伝えたいことは大きく分けて３つ。（重要順に並んでいます。）
　一つ目は、やりすぎないこと。受験はすべて積み重なりです。何も一度にすべてをやる必要はないのです。落ち着いて一つ一つのことに真剣に取り組んでください。
　二つ目はサピックスの先生を信じること。サピックスの先生は、受験界のプロです。その先生に従わない手はありません。
　最後は、最後まであきらめないこと。自分の実力は、最後まで伸びます。自分の実力を信じて、全力で取り組んでください。
　最後まであきらめなければ、絶対に受かります。自分のことを誇りに思って頑張ってください。