受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

この想い言葉にできない

K.Yさん

 「えっ?」
 開成中の合格発表で自分が受かった時に一番に思ったのは驚きだ。自分の中で開成中に対する思い入れは少なく、第一志望の聖光学院中に合格するための通過点のように感じていた。
 自分は算数ができず、学校別SOの開成は2回受け、どちらも20点台。2回目は合格可能性30%にまでなっていた。自分はそれまでいわゆる「サボロー」と一緒に生活していた。それでも、1月入試栄東中では、合格はしたものの、聖光学院中の合格には少し不安な順位ということを意識。そして、同じ校舎に、自分にはどうやっても勝てない天才が二人いて、言い方は悪いがぶっ潰して俺が勝ってやると思い奮起。夏までの自分は、テストでもまあまあの好成績を残していたが、簡単だと言われていた合格力判定SOでは4回とも爆死。前述したように自分は算数が大の苦手。聖光の過去問でも算数はどれも60点台。それでも2周目3周目とやっていくうちに7~8割とれるようになり、自信につながった。
 2月3日の受験中も、合否の結果が気になってしまった。正直なところ、自分はダメだと思い、W不合格の覚悟もしていた。ところがW合格という百点満点の結果を手にすることができた。
 これから入試を迎えるサピ生たちに言いたい。
 自分は合格を伝えた時に先生と話すことができ、一緒に喜びを分かち合えた。両親も泣いて喜んでくれた。本当に感謝しかない。今はそんなに君達は感じることが少ないかもしれないが、今君達が受験勉強をできているのはサピックスの先生方や親が支えてくれているからだ。なので、受験が終わったら、そんな支えてくれた人達に心から感謝を伝えてあげてほしい。自分もそんな柄ではないので恥ずかしかったが、ちゃんとサピックスの先生、両親に感謝を伝えた。案外気持ちが晴れ晴れとし、清々しかった。

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