受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 筑波大学付属駒場中学校

気持ちを切り替える。

S.Yさん

 「終わった…」
 二月一日午前の受験が終わると、僕はそう思っていた。受験会場では、隣の席で同じ塾と思われる人同士が答え合わせをしていた。その声が耳に入り、どうやら僕は算数で答える条件を間違ったようだった。算数での一問の配点は大きい。多くの人に差をつけられた気がして、落ち込んでいた。また、会場の雰囲気は張りつめておらず、サルの鳴きまねをするなど、うるさい人もおり、いら立ちもあって感情は最悪だった。
 しかし、結果的には全ての学校に合格することができた。そこで、僕なりのうまくいくための心構えをお伝えすることとしたい。まず、受験会場では、周りを気にせず試験を受けてほしい。もし、自分の答えが間違っているとわかっても、終わったことなので仕方ないと思えることが大事だ。また、早めに合格校を確保すること。僕は、二日目の朝に一日校の合格を知ってとても安心し、気持ちを立て直して試験に臨むことができた。
 次に、勉強方法である。
【算数】
 基礎トレは絶対に毎日やる。特に最後のほうは、ミスがなくなるよう、徹底的に見直しすること。SSの志望校対策も大切なのでしっかりやる。
【国語】
 言葉ナビなどの知識系は早いうちに覚えておく。六年生では、知識もある程度やりながら読解の特訓をするとよい。
【理科】
 計算はミスをしないようにすること。知識はコアプラスを何周もして覚える。
【社会】
 隙間の時間があればアトラス、歴史資料を眺めること。最後のほうの気分転換は重大ニュースにしていた。
【その他】
 国語、理科、社会は直しノートを作り、知識や解法を書きとめる。また、僕がそうだったが、ゲームは突然やめると強い禁断症状が出るので、早いうちにじわじわとやめていったほうがいい。
 受験が終われば楽しい生活が待っている。悔いのないように授業を受けてほしい。最後に、お世話になった先生方、本当にありがとうございました。
 祈・合格

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