受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2025年度中学受験  サピックス小学部第36期生/受験体験記

進学校 筑波大学付属駒場中学校

楽しかった三年間

S.Fさん

 ぼくはサピックスに四年生の初め頃から六年生の終わりまで、三年間通っていた。通う中で、友だちと切磋琢磨して互いを高め合っていくことができる、とても楽しい日々だった。
 ぼくが三年間サピックスに通う中で特に大切だと思っていたのは、コアプラスと基礎力トレーニングだ。コアプラスでは基礎的な知識を身につけ基礎固めをすることで、知識のもれを少なくできたと思う。また、基礎力トレーニングは、計算ミスや読み間違いなどのミスを減らすことができる、とても使いやすい教材だった。
 入試当日は、もし受からなかったらと想像し緊張していたので、直前で詰め込んだこともほぼ頭に入っていなかった。開成の試験では、算数がぼくには点が取りにくかったように感じて、不合格だと思い、緊張は度を増していた。しかし、そんな中でも気持ちを切り替えて二月三日の筑駒の試験を受けた。試験終了後に両親から開成の結果を聞いたら、合格していた。それを聞いた途端、できなかった教科をカバーできたことへの喜びがこみ上げてきた。そして、筑駒も五日の発表で無事合格していると分かり、終わったことを引きずらなくて正解だと思えた。
 この経験から言いたいのは、入試は一つ一つ振り返る余裕がないので、後に引きずることなく気持ちを切り替えて臨んで欲しいということだ。また、試験中は、最後まであきらめず合格を勝ち取るために手段を選ばない(もちろん不正をしろというのではありません)ことも大切だと思う。
 最後に、ぼくの受験を最後まで支えてくれた方々に心から感謝を伝えたい。

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