ぼくは三年生のころにサピックスに入室しました。でもぼくが真剣に勉強をし始めたのは六年生の夏期講習ぐらいの時でした。それまでは偏差値56～63の間で少し不安定でしたが、それからは59～63の間で安定しはじめました。また学校別サピックスオープンでは偏差値74.6と66.4をとることができました。しかし受験はそんなに甘いものではありませんでした。一月になり受験がはじまりました。ぼくは三校を受けて二校に合格し、渋幕に落ちました。ここまでは想定通りでしたが、むかえた二月一日、早大学院の入試です。一限目の国語はうまくいきほっとしたのはつかのま、二限目の算数で悲劇が起こります。過去問と問題の難しさがけた違いに難しいのです。その後算数の手応えは過去最悪で、ぼくは希望をなくしかけました。でもトイレに行くと友達に会い、みんな難しいと言っていて、ぼくは最後まであきらめずにがんばりました。それでもすべての試験がおわるとテンションは低く自信もなくしました。それでも二日、三日は気持ちをたてなおしがんばりました。そうしたらどちらも手応えは良く、二日は合格、三日は一次合格することができ、無事早大学院も合格しました。
　最後に受験生のみなさんへメッセージです。まず学校別の成績が良かった人や過去問のできが良い人へ。油断はしないでください。二〇二五年のように傾向が変わることがあるので、決して油断しないでください。でもうまくいっているということは日々がんばれている証拠なので、自信を持ってがんばり続けてください。次に思うようにうまくいかない人たちへ。最後まであきらめないでください。ぼくのようにあきらめず最後までがんばり続けてください。あきらめず最後までがんばったという経験は必ずあなたのためになります。では受験がんばってください。