私は四年生のころに入室して、五年生まで下のコースで、六年生の初めあたりから上のコースにいられるようになりました。受験近くになっても苦手なことを重点的にやるというようなことがなく、勉強の仕方などを変えなかったので、（勉強の仕方を変えて逆に成績が下がることが怖かったから）これでいいのかわからない状態で受験前日まですごしました。
　私の受験は私の偏差値より下の前受け校からはじまりました。当然受かると思っていたのに私はその試験に落ちました。当然受かると思っていたからその分心の立ち直りが難しかったです。次の試験は市川中学校でした。第一志望の広尾学園と同じ偏差値で、落ちた試験より偏差値が高かったので試験会場に行くときはずっと不安でした。（さらに当日コンパスを忘れていました。）でも、自己肯定感を無理やり上げ、これほど頭のいい人材を落とす中学はないと思って挑んだら市川中学校は受かっちゃいました。
　広尾学園の試験当日、市川中学校と同じくこんなに頭の良い人を落とすなんてことをしたら広尾学園が損する、と（謎の）自信をもって試験に挑みました。その試験に合格したことを知って、私の受験生活が終わりました。
　最後にこれから受験する人に向けてのアドバイスをします。

①油断しない。その学校の偏差値が低いならその学校を打ちのめしてください。こんな頭のいい人材を、テストをしてためすというのは何様なのだ、ここで不合格にするような中学校は損をする、と。私は市川中学校を本当にそのような心構えで受け、合格しています。（私の偏差値はけっして市川中学校を低いといえるようなものではないですが。）

②周りと比べてもいいことはない。周りが自分より頭が悪いなら、自分の存在がより神々しく感じられ、勉強時間の不足、油断につながって、周りが自分より頭が良いなら自滅してしまうというだけです。

　祈 合格!!