第一志望の渋谷幕張の受験日である１月22日、二科目目の算数の出来に自信がなくて焦りました。僕は算数を得点源にしていて、過去問では算数でよい点を取れなかった時に合格点を超えられなかったことが多かったからです。
　そこで、算数が終わった後、ラムネやチョコレートを食べながら、残りの社会・理科に向けて作戦を練り気持ちを切り替えました。過去問で数点差の不合格が何度かあったことを思い出し、一点の積み重ねを大事にすることにしたのです。具体的には、早く解いて見直しの時間を確保しようとすることをやめて、時間配分に気をつけながら一問一問じっくり取り組むことにしました。
　結果的に、最後の一分一秒まで諦めずに、合否にかかわらず悔いのない受験にすることができたと思います。
　以下は、渋幕を目指す方たちへのアドバイスです。

①社会や理科では思考型の記述問題が出るので、普段から様々なことに疑問を持ったり、サピックスの先生の何気ない雑談にも耳を傾けたりしておくことが重要です。本番の社会でも、小四の時の授業でサピックスの先生が話してくれた今治市のゆるキャラ（バリィさん）のことが出題されました。

②国語の文学史の問題については対策をしっかりしておくとよいです。

③前泊でホテルに泊まる人もいると思います。ホテルの枕は高いことが多いので、僕はマイ枕を持ち込みました。

④受験に向かう時は、同日受験の隣接校も含め受験生が多いので緊張してしまうかもしれません。その場合は、周りのみんなも緊張しているはずと思えば少し緊張が和らぐと思います。

⑤渋幕は休憩時間が長いので、科目が終わるごとに集まって友達と話をしている人たちがいました。友達とは受験後にいっぱい話せるので、コアプラスや資料集を読んで集中を切らさないようにしましょう。

　最後に、サピックスの先生方、受付や警備員の方々、そして支えてくれた家族、本当にありがとうございました。