・読解力は、受験力
　国語は好きだけれどほかの教科の成績が志望校に全く届いておらず（届く兆しすら見えず）、絶望的な気持ちになっている皆さん。私は自信をもっていえることが一つあります。それは、受験は四教科での勝負だということです。「そんなの当たり前」と思う人が多いでしょう。しかし本当の意味を分かっている人は意外と少ないように感じます。受験において一番大切な力は読解力だと思います。特に渋幕のように、その場で文章を読んで考えるタイプの問題を出す学校はそうです。渋幕の学校別サピックスオープンで算数が19点だったとしても、最終的な算数の持ち偏差値が50未満だったとしても合格した人がここにいるのですから。渋幕の算数は、文章を丁寧に読み、条件を整理していけば解ける問題が多いし、理科や社会も基礎的な知識さえあれば、問題文や表、グラフ、写真などを丁寧に読み取ることで答えられる問題が多いからです。
・絶対に諦めない！
　たとえ周囲の人に反対されても、少しでも「行きたい」という気持ちがあるのならその学校を目指した方がいいと思います。渋幕の過去問を解いていて楽しいと感じる人は、本当に渋幕に適性があります。なので、あとで後悔するぐらいなら、無理かもしれなくても思いっきりぶつかってみましょう。最終的な持ち偏差値が届いていなくても、私のようになぜか渋幕の過去問とだけ相性がいいということもあり得るし、本番で最後まで粘って半ば勘で書いた答えがなんと当たるという奇跡を引き寄せることもあります。（体験談）
　そして、入試本番ではあまり気負いすぎず問題を全力で楽しんで解きましょう！ 渋幕の問題は解いていて面白いものばかりです。
　最後に、とても個性的で楽しい授業をしてくれた先生方、くだらないことを言って笑い合い、時には励まし合った友だちみんな、本当にありがとうございました。サピックス大好きです！
　祈・合格