私は桜蔭コースが大好きだった。みんな優しくて面白かった。また、自分がいい点数を取れたと思っても、なかなか上位を取ることができないため、とても悔しかった。しかしそれがやる気につながったのだ。桜蔭コースの受験した子は、みんな合格だったので、共に頑張ってきた友達と、同級生になることができ、とても嬉しい。
　これから受験する人に伝えたいことがある。
　一つ目は、全然解けなかった科目があっても、結果が出るまで落ち込まないこと。難しいなと思った問題は、他の子も解けていないことが多いから、合格の場合も十分ありえる。結果が出ていないのであれば、落ち込まず、次の試験へと切り替える！
　二つ目は、絶対に焦らないこと。今まで私は、苦手だった算数のテストで、途中の問題が分からず焦ってしまい、後半がボロボロになることがよくあった。本番でも、速さの問題で数が合わず、頭が一瞬、真っ白になった。心を落ち着かせて、冷静に解き直すことで間違いを見つけ出せたが、かなりの時間を費やしてしまった。こうならないためにも、分からない問題があったら、焦らずとばしたり、冷静に考えたりすることが、とても大切！
　三つ目は、基礎をしっかり身につけること。どの教科でも重要だが、算数は一番最初の大問をしっかりとることが必要だ。私の場合、ＳＳ特訓で大問一が取れていないと、算数がコース最下位になってしまうことが…。
　四つ目は、気合と根性で最後まで頑張ること。ＳＡＰＩＸの先生方、先輩方もおっしゃっていた、肝心な心構え！
　受験生、問題を楽しみ、適度に緊張することで、合格を勝ち取って!!
　最後に、五年間という非常に長い受験生活の中で支えてくれた家族、ＳＡＰＩＸの先生方、友達、本当にありがとうございました!!